もはや国民食と言っても過言ではないほど、日本の食文化に浸透している日清食品の「チキンラーメン」。
このチキンラーメンの味に極限まで近づけようと頑張って作られた「チキンラーメンポテトスナック」が8月8日コイケヤから発売されます。
果たしてポテトスナックはチキンラーメンにどこまで近づけたのか。あわよくば、チキンラーメンを食べ終わった後の替え玉的存在になれるのか? コイケヤさんから頂いた試食品を使って検証実験を行いました。
【パッケージの雰囲気は見事にそっくり】
パッケージは本当にそっくり。キャラクターのひよこちゃんまでもが同じ表情で描かれています。でもよくみると、ポテトスナックの写真はラーメンではなく、ポテトスナック。英語で記された文言も上手に変えてありました。間違い探しをしてみるのも楽しいかもしれません。
【検証1:そのまま食べてみる】
ポテトスナックの袋を開けるとチキンラーメンの香りが……あまりしないかな。どちらかというとポテトチップスの香り。やっぱりポテトですね。
ひとくち食べてみると、う~ん、チキンラーメンと言われればそんな気もするかな、という程度でした。「そっくり!!」とは言いがたい。サクサクしていて美味しい普通のポテト系スナックです。
実際のチキンラーメンと並べてみると、色は本物のラーメンの方がかなり濃い。味も、ラーメンの方はスープをださなくてはいけないため、チキンとしょうゆの味がしっかりついています。
本物のチキンラーメンはお湯を注がれたときにスープに味を付けることを想定しているので、麺自体に濃い味が付いているのですね!
【検証2:替え玉にしてみる】
今度は替え玉にして比べてみましょう。まずはチキンラーメンを作ります。定番の玉子とネギもトッピング。
チキンラーメンを完食後、スープを温めなおしてポテトスナックを投入します。
3分ほど待って様子をチェック。ポテトスナックはラーメンよりも短いので、麺という印象はあまり受けません。
でも食べてみたら似ているかもしれない。最後の望みを託して、ひとくち食べてみます。
おぉ。チキンラーメンの独特のスープの味を吸い込んだポテトスナックは、チキンラーメンの味がしました! これにはネギや玉子のサポートも大いに役立っているように思われます。
でも…… プレーンのポテトチップスでも同じ結果が得られるような気も……。むしろ、素麺をいれてもよかったような。
考えてみれば当たり前ですが、チキンラーメンの味は、スープの味なのですね。
【結論】
というわけで、食べてみた結論がこちら。
「チキンラーメンポテトスナックは、そのまま食べると普通に美味しいポテトスナック。チキンラーメンのスープに投入すれば、替え玉としては十分通用する」
そのまま食べるとチキンラーメンっぽさはあまり感じられませんが、パッケージの酷似感とコンセプトの楽しさで十分テンションがあがる商品でした。
チキンラーメン1人前ではお腹がいっぱいにならなそうな予感がするときには、チキンラーメンポテトスナックを用意しておくと安心かもしれません。
画像・執筆=南野バンビ(c)Pouch