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福岡ローカル芸人のゴリけん、地方局のあたたかさ語る

2016年07月24日 11:00  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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ラジオの生放送中にアシスタントに暴行したことで一躍全国にその名前が轟いた宮地佑紀生容疑者。実は彼、東海地方では知らない人はいないと言われ、"名古屋のみのもんた"とまで呼ばれていたタレントさん。 これは悪い例だけど、大泉洋(北海道)や博多華丸・大吉(福岡)など、地元で活躍していたタレントが全国放送に進出する事例は少なくない。 そこで今回は、これから出てくるかもしれない"地方の星"に「ローカルあるある」を聞いてみた。 「東京との大きな違いは、ディレクター自らがロケをする点。福岡のバラエティー番組はテレビクルーがいないんです。全体的にゆったりした雰囲気ですね。低予算なので、知恵を絞って企画を出しています」 こう語るのは、お笑い芸人のゴリけん。テレビ西日本制作で、'09年から放送されている旅番組『ゴリパラ見聞録』など、福岡で大人気のローカル芸人だ。ほかにも、東京と福岡の番組の作り方について、こんな違いを教えてくれた。 「東京だとカメラが3~4台ある撮影が、福岡では1台しかないんです。東京では四方をカメラに囲まれていて、まるで鎧をつけている感覚。地方に比べると、ちょっと怖いくらいです」 今でこそ冠を背負っているが、'06年に拠点を東京から福岡に移した当時は不安を抱いていたという。 「多くの方が応援してくれていますが、街中で囲まれても、黄色い歓声を上げてもらえるワケじゃないんです。たとえるなら、ちょっと有名な町内会長が来た感じ(笑)。それくらいがちょうどよく感じます」 東京でも大活躍の芸人、博多華丸・大吉や、アイドルの橋本環奈も、福岡での活動を続けている。 「子どもに“ゴリちゃん”と呼ばれたり、人の家に急に1泊したりと東京よりアットホーム。僕も福岡に拠点を置き続けたいですね」 お茶の間との距離感は、ローカルだからこそ感じられるものなのだ。