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Hey! Say! JUMP中島裕翔のダメ男ぶり、なぜ母性本能をくすぐる? その素顔から探る

2016年07月24日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演を務める、『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)が7月17日に初回放送を終えた。中島にとって、ゴールデンタイムの連続ドラマ初主演となる作品だ。中島は、2013年に『半沢直樹』(TBS系)に出演して以来、その演技力に注目が集まり、『弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)、『水球ヤンキース』(フジテレビ系)、『デート ~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ系)と、着実にドラマ出演を果たしてきた。2016年1月には映画『ピンクとグレー』で映画初主演を務めるなど、役者として活躍の幅を広げているジャニーズメンバーの一人でもある。そんな中島は、これまでしっかり者の好青年役を演じることが多かった。しかし『HOPE~期待ゼロの新入社員~』で演じる、一ノ瀬歩はどことなく頼りないキャラだ。


参考:中島裕翔、“ラブシーン”はどう演じてきたか?


 一ノ瀬歩は、幼い頃からの夢だった囲碁のプロ棋士に挫折し、訳あって総合商社のインターン生として働くことに。学歴も社会経験もなく、「高卒」「コネ」と同期から爪弾きにされ、上司からも戦力外の烙印を押されてしまう。期待度0%だが、ひたむきな努力をして成長していく……というキャラクターである。確かに、これまで中島が演じてきた役とは一味違う。しかし、この一ノ瀬歩は意外にも中島にとって、はまり役ではないだろうか。というのも、中島が表現する“頼りなさ”が母性本能をくすぐってくるのだ。


 そもそも、中島裕翔本人も一見しっかり者で努力家のイメージがあるが、Hey! Say! JUMPの中にいると年齢相応の“可愛いキャラ”である。例えば、2016年6月2日に放送されたラジオ番組『Hey!Say!7 UltraJUMP』(文化放送)では、彼の純粋さが分かるこんなエピソードが。昔、中島はスパイダーマンになりたい願望があったそうで、そのために手に蜘蛛を乗せて噛んでくれないかを試してみていたという。また、2014年4月12日に放送された『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)にて放送された、中島自身が撮影してきたプライベート映像もファンの間で話題を呼んだ。ドラム演奏やスニーカー・カメラのコレクションなど男らしい趣味を撮影していたのだが、そこに映り込んだ自身の部屋は「天井は青空、壁紙は星柄」という、なんとも可愛らしい部屋だったのだ。そのギャップには、ファンでなくても、ときめいてしまうのではないだろうか。普段から自然と母性本能をくすぐってくる中島。その中島らしさが一ノ瀬歩という役にぴったりはまり、「守ってあげたい男子」感を強めているのだ。


 初回放送は視聴率6.5%という、少々厳しい結果になってしまった『HOPE~期待ゼロの新入社員~』。しかし、ネット上の反応を見てみると、「最後面白く見れたから今後に期待」「就職頑張ろって思えた」「とっても面白かった」など、好意的な意見が溢れている。『HOPE~期待ゼロの新入社員~』は、これまで出演した作品の共演者やスタッフからも高い評価を得ている中島の演技と、思わずキュンとしてしまう役どころ、ストーリーの面白さが相まって、今後盛り上がっていくドラマの一つであろう。第2話、第3話と、さらに視聴者の心を掴んでいくことを期待したい。(高橋梓)