2016年F1第11戦ハンガリーGP、フリー走行3回目が7月23日に行われた。気温26度、路面温度44度、湿度63%。トップタイムは、メルセデスのニコ・ロズベルグがマーク。僅差の2位にレッドブルのマックス・フェルスタッペンが続いている。3位にはチームメイトのダニエル・リカルド、4位は昨日のフリー走行2回目でクラッシュを喫したルイス・ハミルトン。
まずはフェラーリのキミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテルを筆頭に、ハースやルノー勢がミディアムタイヤでコースイン。メルセデス勢はロズベルグがミディアム、ハミルトンはスーパーソフトタイヤでタイムを計測する。そのハミルトンは、昨日クラッシュを喫したターン12のブレーキングで白煙を上げながらも、この時点でトップタイムをマークする。
10分が経過すると、各車スーパーソフトでアタックを開始。まずはレッドブルのリカルドがハミルトンのタイムを塗り替える1分21秒028をマーク。そしてロズベルグが全セクターでベストを叩き出し、1分20秒台に突入していく。マクラーレンのフェルナンド・アロンソはガレージで待機。ジェンソン・バトンは8番手で、セッションは折り返しを迎える。
後半、早速タイムを出したのはレッドブルのフェルスタッペン。チームメイトのリカルドに迫ると、リカルドも自己ベストを更新。レッドブルの2台は自己ベストを更新しながら20秒台へとタイムを上げていく。一方フェラーリは、ようやく残り20分でライコネンが20秒台に入り、3番手に浮上。ベッテルはタイムを伸ばせず、1分21秒185がベストタイムとなり5位で終えている。
残り10分を切ったところで、予選に向けて最後のアタックが行われる。ここでロズベルグが1分20秒261で自己ベストを更新、ハミルトンも0.5秒差にまで迫る。続いてアロンソが7番手タイムを記録。その後、ようやくスーパーソフトに履き替えたフォース・インディアのセルジオ・ペレスが9番手に上がる。最後はフェルスタッペンがロズベルグの0.002秒差に迫る、1分20秒263をマークして堂々2位に入った。
トップ6の顔ぶれは、ロズベルグ、フェルスタッペン、リカルド、ハミルトン、ライコネン、ベッテル。メルセデスの2台に、レッドブル2台が割って入る結果となった。
予選は、このあと7月23日(土)日本時間21時(現地14時)に開始される。