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夜空の下で一晩中映画を楽しむ森の映画祭

2016年07月23日 00:02  オズモール

オズモール

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【金曜日 6:00更新】
365日の中で、この日だけしか見られない景色、会えない人、体験できないことが日本中にはたくさん。旅の目的にする価値のある、イベントやお祭り、フェスをご紹介。




◆映画に詳しくなくても大歓迎!オールナイト野外映画フェス



夕方から朝まで、夜通し映画が楽しめるフェス「夜空と交差する森の映画祭2016」が10月8日(土)に山梨県北杜市で開催! 主催の映像クリエイター・佐藤大輔さんの「音楽だけのフェスは増えています。映画でも同じように、屋外で複数のステージで作品が観られる自由度の高い祭典があってもいいのでは」という思いから、2014年にスタート。





4つのステージでメジャーな長編映画やインディーズ映画、短編映画を上映し、一晩で50作品以上が公開される予定。
「映画祭に来る人やインディーズ映画を見る人は、コアな映画ファンが多いのですが、映画を作る側の人間としては、やっぱり『いろいろな、たくさんの人に観てほしい』という気持ちがあります。だから、森の映画祭では普段メジャー作品しか観ない、という人たちにも来てほしいですね」(佐藤さん)。
“インディーズ”や“短編”と聞くと、ちょっとマイナーなイメージがあるけど、ポップな作品からホラーまでさまざまなジャンルの作品を上映しているから、きっとお気に入りの1本に出会えるはず。


◆「ゆめうつつ」で幻想的なムードと時間も楽しめる、非日常的な一晩



3回目を迎える今回は、「ゆめうつつ」がコンセプト。各エリアごとに「ゆめうつつ」に沿ったテーマがあり、それに合わせて装飾や音、光などの演出をしていているから、見ているだけでも楽しくなりそう。
唯一、長編映画を上映するメインステージは「ゆめがうまれる場所」で、会場には動物などの“夢のかけら”が散らばり、光を当てると像を結ぶ装飾がされる予定。サブステージの「お風呂のすいへいせん」は、女性が休日に湯船に浸かりながらうとうとして見た夢をモチーフに、魚やカモメなどで飾られるエリア。映画もテーマに合わせて、爽やかでかわいらしい作品を流すそう。ほかにも、「ぼくの押し入れ」「みしらぬ駅」がテーマのステージがあり、それぞれに合った世界観が味わえるから、こちらもチェック!


◆フードやクラフト、星空などで映画鑑賞以外の時間も楽しめる



フェスというだけあって、フードコートやテント・バンガローも完備。さらに、クラフトのワークショップができるブースも用意されるから、お目当ての映画の合間に食事をしたり休んだり、思い思いの時間が過ごせそう。
また、もうひとつ注目してほしいポイントは、満点の星空。このイベントが行われる会場は、白州・尾白の森名水公園べるがという公園で、まさに森のような自然あふれる環境。標高700mの場所にあるため周りには明かりが少なく、さらに開催時期は空気が澄んでいる秋だから、天気が良ければたくさんの星が望めそう。映画と一緒に星の美しさに感動して、ちょっとセンチメンタルな気分に浸るのもいいかも。開催するのは1日の中で一番冷え込む時間帯だから、予備の上着は忘れずに。


雰囲気だけでも十分に楽しそうな今年の「森の映画祭」。映画ファンも、好きだけどあまり観ないという人も、きっと素敵な時間が過ごせるはず。




白州・尾白の森名水公園べるが
山梨県北杜市白州町白須8056
アクセス/中央自動車道 須玉IC、もしくは小渕沢ICより車で約20分、JR中央本線ほか小淵沢駅より会場までシャトルバス(片道500円)で約20分
開催期間/2016/10/8(土)
開催時間/オープン15:00~翌10:00、上映18:30~翌5:00
入場券8800円 ※その他新宿からの往復バスや会場宿泊などのチケットあり





TEXT/MARIA KAWASHIMA ILLUSTRATION/HONGAMA