マノー・レーシングは、21日、ルノー・スポールF1でCOOを務めたトーマス・メイヤーをCEOに任命したことを発表した。メイヤーは2016年8月1日付けで職務に就くということだ。
マノーは昨年以来体制が大きく変化しており、レーシングディレクターとしてデイブ・ライアン、エンジニアリングコンサルタントとしてパット・フライ、チーフエアロダイナミシストとしてニコラス・トンバジスを迎え、今年からメルセデスのパワーユニットを使用、パフォーマンスが確実に向上している。
オーストリアGPではパスカル・ウェーレインが10位に入り、今季初ポイントを獲得した。
チームオーナーのスティーブン・フィッツパトリックは、さらなる体制強化の一環として、メイヤーをCEOに起用したと説明している。
「現在マノー・レーシングは成長と発展の時期にある」とフィッツパトリック。
「チームを軌道に戻そうと努力してきた。オーストリアGPで入賞につながるパフォーマンスを発揮、これにより我々が進歩していることは明らかだ」
「トーマスは、スタッフを団結させ、我々がさらなる進歩を成し遂げるために集中する助けになってくれるだろう」
「彼はF1ビジネスにかかわる貴重な経験と強力なエンジニアリング面のバックグラウンドによって我々チームに貢献してくれるはずだ」