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ルーヴル美術館総監修の漫画展が開幕 菜々緒をモデルにした作品も登場

2016年07月21日 17:42  Fashionsnap.com

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ミューズの菜々緒 Image by: FASHIONSNAP
ルーヴル美術館が総監修を務め、日本とフランスの漫画を紹介する特別展「ルーヴル No.9 ~漫画、9番目の芸術~」が、7月22日にスタートする。開催に先駆けて21日に内部が公開され、ニコラ・ド・クレシーらフランス語圏の漫画「バンドデシネ(BD)」の作家と、荒木飛呂彦や谷口ジローら日本人漫画家の総勢16名が出展。同日に開かれたセレモニーには出展作家に加えてミューズの菜々緒と音声ガイドを担当した声優の神谷浩史が登壇し、展覧会の開幕を祝った。

ルーヴル美術館総監修の漫画展が開幕の画像を拡大

 「ルーヴル No.9 ~漫画、9番目の芸術~」は、漫画でルーヴル美術館の魅力を伝える「ルーヴル美術館BDプロジェクト」で制作された作品の原画や資料、映像を300点以上公開。会場は、ルーヴル美術館の代表作品「サモトラケのニケ」の原寸大レプリカが来場者を出迎える第1章、パラレルワールドをイメージした第2章、白の未来的な空間を創出した第3章の3つで構成され、漫画だけではなくルーヴル美術館の名作や製作工程、日本の漫画とフランスのバンドデシネの違いを解説するスペースなどを設けている。バンドデシネの出展作家はニコラ・ド・クレシーやエンキ・ビラル、マルク=アントワーヌ・マチュー、クリスティアン・デュリューら9名、日本人の出展漫画家は荒木飛呂彦や谷口ジロー、松本大洋ら7名。五十嵐大介や坂本眞一、寺田克也、ヤマザキマリらは同展のために描き下ろした新作を発表する。ルーヴル美術館のファブリス・ドゥアールは「漫画は真の芸術。デッサンの1本の線が国境を超えて繋いでいる。日本で素晴らしい作品を見せることができて光栄に思う」とコメント。谷口ジローは「オールカラーで漫画を描くことは日本ではあまりないので、大きな収穫だった」と語った。
 浴衣姿でセレモニーに出席した菜々緒は、展示を見て「芸術について詳しくなくても説明があるので楽しく見れた」という。同展では、坂本眞一が菜々緒をモデルに「ルーヴル美術館に舞い降りたミューズ」をイメージして描いた作品を発表しており、「美しく描いてもらえて嬉しい」と笑顔を見せた。
■ルーヴル No.9 ~漫画、9番目の芸術~会期:2016年7月22日(金)~9月25日(日)※会期中無休開館時間:10:00~20:00(最終入場 19:30)会場:森アーツセンターギャラリー   東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
■巡回【大阪】会期:2016年12月1日(木)~2017年1月29日(日)※12月31日、1月1日は休廊    開館時間:11:00~18:00(最終入場 17:30)    会場:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ【福岡】2017年4~5月開催予定【名古屋】会期:2017年7月15日(土)~9月3日(日)     会場:松坂屋美術館
公式サイト