フォーミュラEでは2016/17シーズンでの導入計画に沿って、シーズン3向けマシン用の“未来的”なフロントエンド・デザインのテストを行なっている。今年3月に報じられたように、来季のフォーミュラEは新たなノーズ形状とフロントウイングのデザインを特徴とするマシンが登場する。
参戦チームのひとつであるマヒンドラは、スペインのカラファト・サーキットで16/17シーズン向けマシン『M3ELECTRO』に新しいフロントウイングを装着してテストを開始。さらに、ルノーe.damsチームやアウディ・スポーツ・チームアプトなども、空力性能向上ではなく、美的観点から導入された、この新エアロキットをテストしている。
16/17シーズンに向けては、軽量化されたミシュランのワンメイクタイヤと新型のステアリングホイールも導入予定。ステアリングにはボタン操作によるブレーキバイアス調整機構が設けられる予定だが、検討段階で最終的に採用されるかは決まっていない。
そして17/18年のシーズン5では、各陣営が独自に開発する新シャシーの導入が予定されており、シリーズにさらなる変化がもたらされるみられている。
FEとFIAは、共通シャシーのサプライヤーとして、どの入札案が選出されたのかをいまだ発表していないが、申請者に対し、入札案に“近未来的”ボディワークデザインを、少なくともひとつ盛り込むよう求めている。