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ELMS第3戦:平川所属のティリエ・バイ・TDSレーシング46号車が2連勝

2016年07月19日 12:41  AUTOSPORT web

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ELMS第3戦レッドブルリンク 優勝したピエール・ティリエ/マティアス・ベッシェ/平川亮組46号車オレカ05・ニッサン
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第3戦は17日、オーストリア・レッドブルリンクで4時間の決勝レースが行われ、、ピエール・ティリエ/マティアス・ベッシェ/平川亮組46号車オレカ05・ニッサンが優勝。5月の第2戦イモラから2連勝を飾った。

 16日に行われた予選で2番手グリッドを確保した46号車オレカ。決勝レースは分厚い雲がサーキットを覆うなか、ドライコンディションでスタートした。

 スタートでは、ポールシッターの23号車リジェJS P2がホールショットを奪う。一方、2番手にはGドライブの38号車ギブソン015Sが46号車を交わして浮上したものの、左フロントタイヤがパンクして後退してしまう。

 トップを走る23号車リジェはレーススタートから27周目までトップを快走していたが、最終コーナーでLMGTEの66号車フェラーリF458イタリアと接触。コーナー立ち上がりでスピンしてしまい、この間にドラゴンスピードの21号車ニッサン・オレカ05、46号車オレカにオーバーテイクを許してしまった。 

 加えて、23号車にはフォーメーションラップでの手順違反によるドライブスルーペナルティとコースオフが重なり失速。優勝争いから脱落する。

 その後迎えたピットストップで、46号車オレカは平川にドライバー交代。暫定総合首位のポジションで送り出した。2番手にはSMPレーシングの32号車BR-01、3番手に33号車オレカ05と続いていく。

 平川は自身のスティントで32号車BR-01とのギャップを20秒にまで広げて、ベッシェへと交代。そのベッシェも驚異的なペースで周回を重ね、リードを1分以上まで広げて、最後のピット作業へと向かう。

 このピットストップでチームはダメージを負っていたヘッドライトを修復。それでも46号車は総合首位のまま、コースへ復帰した。

 最終スティントを担当するティリエは、大量リードをもとにクルージング。最終的に51.6秒のリードで優勝した。2位はユーラシア・モータースポーツの33号車オレカ05・ニッサン、3位はG-ドライブ・レーシングの32号車ギブソン015S・ニッサンという結果となった。

 これでティリエ・バイ・TDSレーシングは第2戦イモラに続き2連勝。ポイントランキングでトップと7点差の2番手に浮上している。

ELMS第4戦は8月27日~28日にフランスのポール・リカール・サーキットで行われる。なお、この第4戦はスーパーGT第6戦鈴鹿とバッテイングしており、平川は不参加。平川にとっての次戦は9月の第5戦スパとなる。