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SF富士テストはオリベイラ最速で終える。ソフトタイヤで1秒アップも

2016年07月18日 18:11  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラ富士メーカーテスト ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
全日本スーパーフォーミュラ選手権は18日、富士スピードウェイでメーカーテストが行われ、午後の走行ではジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がトップタイムを記録した。

 朝から青空が広がった富士スピードウェイだが、午後の走行開始30分前から大粒の雨が降りだす。このままウエットでセッションスタートかと思われたが、開始直前に雨はあがり、路面温度が高かったことから、路面もすぐに乾いていった。

 午後の走行では合計3度赤旗が掲示される展開となった。そのうち2度はコース上に落ちたデブリ回収のためで、赤旗掲示から数分で再開された。
 最後に掲示された赤旗は、セッション残り35分頃、300Rの立ち上がりで伊沢拓也(REAL RACING)がランオフエリアにストップしたことが要因。前日、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)が同じコーナーで大クラッシュを演じているが、今回は大事には至らなかった。

 またセッション終了直後には、小暮卓史(DRAGO CORSE)が午前に続きストップしている。

 タイムシートではセッション開始直後は塚越広大(REAL RACING)が1分25秒750でトップにつけていたものの、開始30分後には石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が1分24秒607で逆転。 

 その後は石浦が長く最速タイムとなっていたが、セッション終盤にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、山本尚貴(TEAM 無限)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)の3名が1分23秒台に突入していった。

 最終的にオリベイラが1分23秒540までタイムを伸ばし、2番手以下を0.2秒引き離してトップタイム。2番手に山本、3番手に関口と続き、ITOCHU ENEX TEAM IMPULが富士スピードウェイとの相性の良さをみせつけた。

 注目のソフトタイヤは、各車が積極的に装着して周回。単純に比較はできないが、ソフトタイヤ装着後に1秒近くベストタイムを更新するドライバーもおり、やはり第4戦もてぎの勝敗を左右する重要な要素となりそうだ。

 スーパーフォーミュラ新時代の幕開けとなる第4戦は8月20日~21日にツインリンクもてぎで開催される。