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「不倫は覚せい剤と一緒」始まりをつぶしておかないと最悪の事態が

2016年07月18日 14:50  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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夫である高知東生容疑者の薬物使用と不倫が同時に発覚した際の会見で、涙ながらに語った高島礼子。「いまは妻としての責任があると思う」。彼女だけでなく、この半年に不倫が発覚した著名人の妻は“離婚”を口にしない人が多かった。 1万5000件以上の相談を受けてきた夫婦問題相談室・横浜『Heart space』の不倫問題カウンセラー・永松太介氏と米山恵美氏に“負の連鎖”の問題について話を聞いた。 子どもの潜在意識に“不倫”が刷り込まれていく 同相談所では、決して子どもを巻き込んではいけないと指導をしている。しかし、夫の不貞を子どもに話してしまう母親たちがいるのも事実。 「“お母さんを泣かせるなんて。お母さんが何もしないなら、オレが”と、父親を刺してしまった子もいます。これは、ある意味、子どもへの虐待ですよね」(永松氏) 「実は、うちのクライアントの多くの人の父親が不倫をしていたんです。そして、自分も夫からされている。幼少期に、我慢して生活を送っている母親を尊敬しながら育っている人ですね」(米山氏) 「子どもの潜在意識に“不倫”が刷り込まれていくんです。大人になった彼らは、不倫を引き寄せてしまう。引き寄せの法則ってありますよね。あれって、いいことだけじゃないんですよ」(永松氏) 例えば、虐待を受けて育った子どもが、親になったときに自分の子どもに手をあげてしまうことがあるのと同じで潜在意識は“虐待をしない”“不倫をしない”という否定の部分を認識しないのだそう。 「その負の連鎖を断ち切るのが、われわれの仕事。不倫はいいことか、悪いことか、から始めます。そうやってお話ししていくうちに、やっぱりこの人が好きだから修復したいという方と、離婚しますのふたつに分かれていきます」(米山氏) 携帯は見たほうがいい 相談所では、それぞれの選択にとって最善の解決方法をレクチャーしていくという。 離婚を選択する女性の中には、“結婚したい”という目的を叶えるために、相手を選んだ人がいる。 彼女たちが3つの幸せアイテム“子ども、マイホーム、ミニバン”を手に入れたとき、“旦那の浮気”という次のストーリーに続くことが多いそう。 「男が不倫に走るのは、家を買ったとき、昇進したとき、子どもができたとき。という、おめでたいことがあったときなんです。自分に自信がないときに、男は動きません。そこを勘違いされる女性が多い。“あのとき寂しい思いをさせたから”じゃないことも伝えます」(永松氏) 不倫が始まったら、携帯電話をチェックするといいと語る。 「メールやSNSから始まることが多い。妻だから、ドンと構えていなくちゃいけないとか、携帯を見たとは恥ずかしくて言えないなんて、ダメです。始まりをつぶしておかないと、すぐに最悪の事態が訪れるかもしれない」(米山氏) 「携帯は見たほうがいいです。家族を守るために。われわれがとらえる不倫は覚せい剤と一緒。自分ではやめることができないんです。だから愛があるなら、奥さんがどうにかするしかない」(永松氏) スタートは軽い気持ちでも、最悪の事態を迎えることになりかねない不倫。 「なんで私がと思うかもしれません。でも家族がいれば、誰にでも起こりうること。不幸の連鎖を断つために、戦うしかないんです」(米山氏)