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片道50キロの通勤って実際のところどうなの? イメージは東京~鎌倉間、距離よりも時間や経路が大事

2016年07月18日 10:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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会社員の辛いことのひとつが通勤だろう。ましてや家から会社までの距離がある人であればなおさらだ。通勤だけでヘトヘトになってしまう人もいるだろう。

先日も2ちゃんねるに「片道50キロの通勤 可能か?」というスレッドが立った。まさに片道50キロの通勤をする筆者(編集部S)の意見も交えて紹介したい。

「電車でも割とまじで引っ越した方が良いレベル」

50キロは区間距離にすると、首都圏なら東京駅~鎌倉駅間にあたる。JR横須賀線1本なので乗り換えはないが、所要時間は約56分と、けっこうかかる。毎日の通勤となると疲れる。

2ちゃんねるでは、この50キロ通勤について「無理やめとけ」「きつすぎる」など、50キロの通勤は厳しいという書き込みが多く見られる。高尾から神田に通っていたという人は、「電車でも割とまじで引っ越した方が良いレベル」と書き込んでいた。同区間はJR中央線が走っているが、朝のラッシュ時にはかなり混むことで知られている。

また、「北海道で片道55km車で通勤してたけど一年で嫌になって会社辞めた やめておけ」という投稿も。確かに疲れているときに自分で運転して帰るのはきつい。

一方で、意外と平気、という声も少なくない。

「会社の先輩毎日往復100キロだわ よほどぬるい会社なら我慢できるけどなぁ…」
「俺も電車で2時間60km通勤やったが慣れればいける」

スレ主は距離を気にしているが、「距離より時間じゃね?」「通勤は距離では無く経路状況で決まる話」という指摘もあった。

理想の通勤時間は35分だが、現実は厳しい

これには筆者も同意見だ。神奈川県相模原市の矢部から浜松町まで通っているが、同じ50キロの通勤でも、ラッシュ時間帯を避けたり、乗り換えの回数が少なかったりすれば、比較的負担にはなりにくい。以前ラッシュ時間帯に50キロの通勤をしていたときは、当時住んでいた家からバスで海老名まで行った後に電車の乗り換えを3回して2時間かけて東京まで行っていたが、これは辛かった。

現在は同じ50キロでもラッシュの時間帯をやや避けているほか、待てば座れる路線を利用しているためかつてよりもマシだ。しかし、JR京浜東北線が頻繁に遅延するため、余裕を持って家を出る必要がある。

アットホームが2014年に発表した資料によると、1都3県のサラリーマン583人の平均通勤時間は58分。一方で理想通勤時間は35分であり、理想と現実にはギャップがある。同調査によると通勤時間が長くなるほど睡眠時間が短くなる傾向もあるというが、通勤のために睡眠不足になれば職場で良好なコンディションで仕事はできなくなるおそれもある。

スレ主の「片道50キロの通勤は可能か」という質問に対して、筆者は「可能だが、長く続けるときつい」と感じている。通勤は継続して行うため、できるだけ無理をしないことが大切だと思う。

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