ポールシッターのストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は抜群の飛び出しを見せるも、1コーナーでオーバーラン。さらに、バンドーンにイン側から並びかけていた石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)もアウト側に膨らんでしまう。この隙をついて3番手グリッドのオリベイラがトップに浮上した。
2番手に続いたのは6番手スタートの一貴。以下、ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)、バンドーン、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、石浦というトップ6で序盤は展開していく。オリベイラは早々にペースアップし、3周目を終えた時点で一貴に1.5秒差をつけたが、直後にオーバーラン。ここで一貴に逆転を許してしまう。
さらにファンを沸かせたのは、ロシターを交わし6番手に上がっていたアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)と関口による激しい5位争いだった。両者は互いにオーバーテイクシステムを使いながら、1コーナーで攻防を繰り広げてるが決着がつかず。レース折り返しをすぎると、両者が3位争うに追いつき、バゲット、バンドーン、ロッテラー、関口による表彰台争いへ発展していった。