バンドーンに続いてペースを上げてきたのはアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)。開始から13分で1分38秒を切りトップに浮上すると、翌周にはさらに1分36秒711までタイムを削ってきた。この頃になるとピット作業も終わり周回を重ねるマシンが出始め、各車続々とタイムを出し始めていく。
開始から18分を過ぎた頃、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が1分36秒477を記録しトップ浮上。すぐにジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分36秒376でトップタイムを塗り替えていく。これをさらに上回ったのが一貴で、このあとは石浦、オリベイラ、一貴によるタイム合戦に発展していく。
その後、国本のマシンはふたたび動き出し、自力でピットへ戻ってきたため、セッションは早々に再開された。残り時間が2分ということもあり多くのマシンがタイムを伸ばせなかったが、ここで中貴が唯一31秒台に突入し首位を奪還。一貴、石浦、オリベイラというトップ3になった。前日にポールポジションを獲得したバンドーンは6番手につけたほか、前日、僅差でQ3進出を逃した小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)はセッション中盤からペースを上げ始め10番手タイムだった。