それぞれが1~2周を走行し、ピットに戻って作業を繰り返していくなかで、セッション前半でトップに立ったのは関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)で、タイムは1分46秒256。2番手以降、ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)、ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)らは47秒台にとどまっている。
セッション開始から23分が経過したところで、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が最終コーナーでスピン。このタイミングでコース上のパーツを回収するために赤旗中断となるが、あまり時間を置くことなくセッションは再開された。この時点では霧雨も止んで空も若干明るくなり、コースコンディションもやや改善したのか自己ベストタイムを更新するマシンが続々と現れ始める。
可夢偉が1分47秒050で2番手タイムをマークすると、すぐさまウィリアム・ブラー(KONDO RACING)が1分46秒881にタイムを縮めて2番手に上がる。さらに、セッションの折り返し地点を過ぎたところで、ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分46秒199と関口のタイムを上回りトップタイムをマーク。続いてコントロールラインを通過したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がバンドーンに迫る1分46秒248で2番手に浮上した。