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Facebookのチャットボット機能を使い、人工知能がビール開発をアシスト!ビックデータを活用したビール「IntelligentX」

2016年07月15日 17:51  Techable

Techable

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フェイスブック(Facebook)は、2016年4月、自然言語処理技術により、ヒトと同じように会話できる、Messengerアプリ向けのチャットボット機能を発表。

天気予報の自動配信やカスタマーセンターの問い合わせ対応など、様々な分野への応用が期待されている。

そして、この機能を独自のビールづくりに活かしているのが、英ロンドンのマイクロブルワリー「IntelligentX」だ。
・世界初、人工知能を活用したビールを醸造
「IntelligentX」は、世界で初めて、人工知能を活用したビールを醸造。現在、ゴールデン、ペールエール、アンバー、ブラックの4種類のビールを販売している。

消費者は、ビールを飲み終えたら、フェイスブックのMessengerアプリ上で、チャットボットと会話しながら、ビールの好みや味、印象などを評価する仕組み。

消費者からの評価データは独自の人工知能によって分析され、多くの消費者に好まれる味のトレンドを把握したり、製法や醸造プロセスなどの改善に役立てられる。
・データ解析により消費者の声を“翻訳”し、プロダクト開発に活かす
「IntelligentX」は、消費者とのインターフェイスとして、従来の紙やウェブによるアンケートではなく、“ヒトとヒトとのコミュニケーション”に近いチャットボットを採用し、消費者からより率直なフィードバックを得ようとしている。

また、人工知能によるデータ解析を通じて、消費者からのリアルな声を“翻訳”し、より多くの消費者に愛されるプロダクトづくりに活かしている点が、秀逸だ。

IntelligentX Brewing Co.