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『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』本編映像公開 ケヴィン・コスナーが初監督作の秘話明かす

2016年07月15日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』(c)CTM Docs 2014

 7月16日に公開される映画『ハリウッドがひれふした銀行マン』より、本編映像の一部が公開された。


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 本作は、ハリウッドを変えたオランダ人銀行マンのフランズ・アフマンを描いたドキュメンタリー。1970年代半ばから1990年代にかけて、『コンドル』『キングコング』『ターミネーター』『ランボー/怒りの脱出』『薔薇の名前』『プラトーン』『恋人たちの予感』『ダンス・ウィズ・ウルブズ』などの作品をサポートし、アメリカ映画界を陰で支えたアフマンの波乱万丈の軌跡を、本人とゆかりの映画人のインタビューによって追っていく。アフマンの愛娘ローゼマイン・アフマンがメガホンを取った。


 このたび公開されたのは、ケヴィン・コスナーが登場する本編映像。コスナーが監督・主演・製作を務めた『ダンス・ウィズ・ウルブズ』の映像とともに、アフマンが「パラマウントにユニバーサル、フォックス……アメリカの全スタジオに交渉したが、すべて断られた」と大手スタジオから出資を断られたことを明かす。コスナーや、プロデューサー/セールスエージェントのガイ・イーストも、字幕つきの映画だったこと、コスナーの初監督作だったこと、上映時間が3時間20分と長すぎたこと、カウボーイと先住民という題材を扱っていたことが、断られた理由だったと解説。コスナーは「これぞアメリカ映画なのに、国内の誰も出資してくれなかった」と当時を振り返っている。


 なお、作品の中ではコスナー以外にも、メナヘム・ゴーラン、ミッキー・ローク、オリヴァー・ストーン、ポール・ヴァーホーヴェンら映画人たちが、アフマンとの思い出を語っている。(リアルサウンド編集部)