ホルヘ・ロレンソは、現在タイトルを争っているライバル、マルク・マルケスが新しいアプローチをみつけた理由には、運に恵まれた部分もあると語っている。
今季8戦を終え、マルケスは、より保守的なアプローチをとることを考えているという。昨年は、相次ぐ転倒により3連続チャンピオンを逃したマルケスだが、今年はポイントランキング2位のロレンソに24ポイントの差を広げている。
「今年は彼にとってMotoGPで4年目のシーズンだ。彼は最初のシーズンよりもずっと多く経験を積んでいる」とロレンソ。
「マルケスはプラクティスセッションでは転倒しているのに、幸運にもレースでは転倒しないんだ。彼は勝てないときに、より集中しているように思えるよ」
マルケスはランキングトップ3人の中で、唯一すべてのレースでポイントを獲得し続けている。一方のロレンソは2度のリタイアを喫しており、チームメイトのバレンティーノ・ロッシも3度リタイアしている。
「たとえばオランダGPの土曜日では、マルケスは大事なところで転倒しかけていた。もしあのとき、彼が転倒していたら、ひどいケガを負っていたかもいれない」
「いつクラッシュするかなんて誰にも分からない。いつも限界で攻めているからね。ロッシのように誰もがミスをしうる」