マクラーレン・ホンダのリザーブドライバー、ストフェル・バンドーンが、2017年には必ずF1レギュラードライバーとしてフル参戦を果たすと述べた。マクラーレンで走れると考えているが、それ以外の選択肢もあるという。
フェルナンド・アロンソは2017年末までの契約を有しているものの、ジェンソン・バトンの契約期間は今季末までとなっている。
バンドーンは2015年にGP2タイトルを獲得、今年はスーパーフォーミュラに参戦している。また、アロンソがけがのために欠場したバーレーンで代役としてF1デビューを果たし、チームに今季初ポイントをもたらした。
マクラーレンはバトンとバンドーンのどちらかをアロンソのチームメイトとして選ぼうとしているが、先月末、グループCEO、ロン・デニスは、2017年のドライバーラインアップについて話し合いを始めるのは早くても9月以降になると発言した。
今週シルバーストンで行われたF1合同テストに参加したバンドーンは、来季の見通しについて聞かれ、来年はなんとしてもF1レギュラードライバーになりたいと語った。
「僕はすべての準備を済ませた。GP2、ワールドシリーズを経て、今はスーパーフォーミュラに参戦している。すでにF1デビューすら終えている」とバンドーンが語ったとSky Sportsが報じた。
「だからもちろん2017年にはグリッドについていなければならない」
「彼ら(CEOデニスやレーシングディレクターのエリック・ブーリエ)とはよく話をするよ。それは極めて普通のことだ。来年F1で走りたい。それが僕の目指す場所なんだ。それを目指して長年努力してきた」
「来年走れるという自信はある。比較的早い段階で決断が下されるんじゃないかな」
Sky Sportsは、マクラーレンは、バトンとの契約を延長する場合、バンドーンを他のチームに貸し出しつつ、傘下にとどめる可能性があり、候補のひとつはルノーであると伝えている。
今年24歳のバンドーンは、もしマクラーレンに選ばれなくても、他のチームでレースシートを獲得することができると述べたとロイターが伝えた。
「このチーム(マクラーレン)でレースしたいと強く願っている」とバンドーン。
「でも……もし何らかの理由でそれが不可能なのだとしても、他にもいくつか選択肢がある。そう前向きに考えているよ」