プジョー・シトロエン・ジャポンが展開するPSAグループの3ブランド(プジョー、シトロエン、DS)に、最新クリーン・ディーゼルのモデルラインナップが一挙に登場。主力車種を中心に選択の幅が大きく広がることとなった。
導入される『BlueHDi』エンジンは、酸化触媒やDPFに加えて尿素SCR(アドブルー)を用いた最新のもので、排気量は1.6と2.0が用意される。
コモンレール式高圧噴射システムを持つ4気筒ターボディーゼルエンジンは、高圧縮比のシリンダー内に、サプライポンプ~コモンレールを介して最大2000barの高圧燃料を直接噴射。可変ジオメトリを採用したターボの効果と併せて、低回転域から力強いトルクと優れた燃費性能を発揮するという。
内部摩擦低減(ピストンリング/シリンダーライナー/エンジンオイル)、可変出力オイルポンプの最適化、冷却用サーモスタットの制御、約4kgの軽量化を実現したアルミ製シリンダーヘッド&ブロックなど、燃費向上対策としてさまざまな技術が導入されている。
プジョーでは308&308SWに120PS/300Nmの1.6リッターと、180PS/400Nmの2リッターを、508&508SWに2.0を設定。シトロエンはC4に1.6リッター、DSはDS4とクロスバックに、2リッターを搭載する。
とくに、308の1.6リッターモデルは299万円からと、かなり戦略的な価格設定となっている。