ウイリアムズのチーフテクニカルオフィサー、パット・シモンズは、2017年に大きく変更されるピレリF1タイヤの序盤テストに協力する3チームは大きなアドバンテージを手にすることになると述べた。
仕様の大幅変更に伴い、今年、大規模なテストプログラムが組まれており、初期テストの段階でメルセデス、フェラーリ、レッドブルが2015年型マシンをモディファイしたものを提供することが決まった。
このテストで得られたデータはすべて全チームで共有することが義務付けられているものの、シモンズは開発テストの初期段階から関与できることは大きなメリットになると考えている。
「非常に大きなアドバンテージだ。これについては検討する必要があると思う」とシモンズが述べたとF1 Todayが伝えた。
「ブラインドテストではあるが、彼らの発言が開発の方向性を決める」
「ロータスがテストを担当した際は、好ましいとか好ましくないとか、彼らは言うことができた。その発言を基にして、ピレリは開発を行ったのだ」
「ピレリがロータスのマシンを使っていた時には、ロータスは極めて好調だった」
シモンズは、ウイリアムズが初期テストに関与できなかったのは予算が足りなかったからであり、それは不公平であると考えている。
「つまり(2017年用)テストを行う者は有利になるだろう。一方我々は参加できない。莫大な費用がかかるからだ」
「ピレリが一部負担するものの、すべての費用を支払ってくれるわけではない。そのため我々は参加できない」