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「メジャーのホラー映画に敬意を取り戻したい」 『死霊館』J・ワン監督インタビュー動画公開

2016年07月14日 13:51  リアルサウンド

リアルサウンド

『死霊館 エンフィールド事件』ジェームズ・ワン監督 (c)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED

 現在公開中の映画『死霊館 エンフィールド事件』より、ジェームズ・ワン監督のインタビュー動画が公開された。


動画はこちら


 本作は、『ソウ』『インシディアス』のワン監督が2013年に手がけたホラー映画『死霊館』の続編。ロンドンの北部エンフィールドを舞台に、心霊研究家のウォーレン夫妻が、正体不明の音や不穏な囁き声、人体浮遊など数々の不可解現象に苦しむ少女ジャネットと4人の子を育てるシングルマザーを救うため、再び恐怖の元凶と対峙する模様を描く。前作に引き続き、ベラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンが、ロレインとエドのウォーレン夫妻役を演じる。


 このたび公開されたインタビュー動画でワン監督は、『死霊館』続編のメガホンを取った理由について、ウォーレン夫妻役のファーミガとウィルソン、制作陣と再び組めるからと語り、「1作目は最高の経験で、とても楽しかったんだ。1作目で創り出した世界を広げられるし、大好きな人たちと組める。迷わず決めたよ」と振り返る。


 再びタッグを組んだファーミガとウィルソンについては、「2人とも最高だよ。セットでは子どもみたいなんだ。僕が“カット”と言ったとたん、ふざけ合い始める。楽しい雰囲気になるんだ」と撮影の様子を明かし、『死霊館』が愛される理由については、本作が実話に基づいている点、人々は怖がるのが好きな点に触れつつ、ウォーレン夫妻の描かれ方が理由だと分析。「ベラとパトリックが演じるエドとロレインは、とても親しみやすく誠実なキャラクターだ。彼らは超常現象に悩む人々を助けたい一心で努力を続けている。だから愛されるんだ」とコメントしている。


 さらにワン監督は、本作で特に目指したことを「メジャーのホラー映画に敬意を取り戻すことだった」と明かしながら、「忘れがちだが、1960年代や70年代のホラー映画には名作や傑作が多いけれど、すべてメジャー映画会社の作品なんだよ。ホラーだからといってバカにされなかった。僕は『死霊館』シリーズでそれを復活させたい。自分たちのホラー映画をその場限りの作品にはしたくない。他のジャンルの作品と同じく見下されずにきちんと受け止められたい」と熱く語っている。(リアルサウンド編集部)