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スパイからの手紙/必要なのは“集客力”、マッサのF1キャリアが風前の灯

2016年07月14日 13:11  AUTOSPORT web

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フェリペ・マッサ
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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WILLIAMS:ベテランマッサの後任ドライバーの噂
集客力のある元チャンピオンか、多額の持参金を持った若手か

 フェリペ・マッサのF1キャリアは、今年限りで幕を閉じることになりそうだ。ウイリアムズは彼に代えて、ジェンソン・バトンを迎え入れる可能性が徐々に高まってきたからだ。

 すでにタイトルスポンサーのマルティーニが、元ワールドチャンピオンのチーム加入を条件にスポンサー料の増額を約束しており、ウイリアムズはマッサよりバトンのほうが、より多くのスポンサーを呼び込めると踏んでいるのだ。もっとも、知名度による「集客力」を期待して、ベテランの後任にまた別のベテランを据えるというのは、チームの台所事情を反映した苦渋の選択と言えなくもない。

 ただ、彼らがボッタスと新たな長期契約を交わして(ニコ・ロズベルグの行き先が確定するまでは、ボッタスがそれに応じるとは考えにくいが)、当面のチームリーダーを確保できれば、もうひとつのシートは多額の持参金を持ち込める若手に与えるかもしれない。

 その場合、最も現実的な候補はフェリペ・ナッセだが、ランス・ストロールという可能性もなくはない。ストロールを起用すれば、シート獲得に支払う金額としては、パストール・マルドナドの記録を超える史上最高値がつくのは間違いない。

 スパイからの手紙はF1速報webプレミアム会員限定の連載コラムとなります。続きはF1速報有料サイトでご覧ください。

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