13日、シルバーストンでのF1合同テストが2日目最終日を迎えた。ザウバーを除く10チーム11人のドライバーが走行、フェラーリのキミ・ライコネンが2日間総合のトップタイムをマークした。
シルバーストンではこの日、昼過ぎに一時激しい雨が降り走行が中断。しかしこの時間帯を除くと、午前も午後もドライコンディションでの走行を行うことができた。
ライコネンは103周を走行、残り50分の時点でソフトタイヤで1分30秒665を記録。前日のフェルナンド・アロンソによるトップタイム1分31秒290より大幅に速く、ライコネン自身がイギリスGP予選で記録した1分30秒881を超えるものだった。
2番手に続いたのはメルセデスのエステバン・オコン。139周を走りこんだオコンは、前日に続き周回数において11人中最多。オコンのベストタイムは午前中に記録したものだった。
レッドブルのピエール・ガスリーが3番手。初日はトラブルと天候の関係で50周の走行にとどまり、タイムは最下位だったガスリーだが、2日目は103周を走り、ソフトタイヤで自己ベストタイムを出している。
フォース・インディアの開発ドライバー、ニキータ・マゼピンがスーパーソフトで4番手タイムを記録。今回初めてF1テストに参加したマゼピンは、「人生最良の2日間だった」と述べている。
5番手はマクラーレン・ホンダのリザーブドライバー、ストフェル・バンドーン。マクラーレンは2日連続で100周を超える周回をトラブルなく走行、バンドーンはソフトタイヤで自己ベストタイムを記録した。
ウイリアムズのバルテリ・ボッタスが6番手。ウイリアムズは新しいサスペンションのテストを行い、最後の1時間は5月のテストでも使用した、データ収集用のダブルデッカーリヤウイングを装着して走行した。
7位に続いたのはハースの開発ドライバー、サンティーノ・フェルッチだった。フェルッチは前日の自身のタイムを大幅に更新するタイムをソフトタイヤで記録した。
ルノーのジョリオン・パーマーが8番手。ルノーは新しいサスペンションと旧型との比較テストを集中的に行った。パーマーはチェッカーフラッグが出た直後にコース上でストップしている。
レッドブルのジュニアドライバー、セルジオ・セッテ・カマラがトロロッソでF1テストデビュー、9番手となった。
マノーの開発ドライバー、ジョーダン・キングが3度目のテスト参加を果たし、10番手に。
最下位11番手は、ピレリの来季用テストのため2014年メルセデスを走らせたパスカル・ウェーレインだった。