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11歳少年が妹を幾度も強姦 性的暴行事件の低年齢化が深刻なイギリス

2016年07月13日 20:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

最近、8歳の妹を強姦した11歳息子が激怒した父親により殺されるという事件がナイジェリアで起きたことをお伝えしていた。なんとイギリスでも同様の忌まわしい性的暴行事件が起きたもよう。英メディア『thesun.co.uk』などが伝えている。

英デヴォン州に暮らす11歳の少年(それ以上の情報は明らかにされず)が、近親者である実の妹を自宅で強姦したとして刑事告訴された。兄による妹への性的暴行は今年になってから複数回に及んだとし、すでに有罪答弁を行い保釈となっている少年だが、裁判所からは精神科での検査と少年犯罪者施設の相談員との面接を義務付けられているという。

もしもこの少年にレイプ事件の加害者として有罪判決が下るとすれば、イギリスの性犯罪史上、間違いなく彼が最年少であるとのこと。裁判が開かれる8月に大きな注目が集まっている。なお、性的暴力犯罪の低年齢化を非常に心配する「英国児童愛護会(National Society for the Prevention of Cruelty to Children)」のジョン・ブラウン氏は、かねてから「インターネットにおける児童ポルノの氾濫がこうした事件が多発する原因のひとつ」と語っており、取り締まりの一層の強化を訴えかけている。

イギリスでは昨年、小中学校の校内で性的暴行事件が多発していること、3年で5,500件を超える性暴力の被害報告(うちレイプは600件超)が上がっていることを『BBC Radio 5 Live』が伝えて大きな話題となっていた。被害にあっても誰にもその忌まわしい経験を相談できずにいる少女が多いことを考えると、実際の被害件数はこの比ではないとの声も多い。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)