トップへ

向井理「本当に念願」、蓬莱竜太作・演出の新作舞台『星回帰線』

2016年07月13日 18:51  CINRA.NET

CINRA.NET

パルコ・プロデュース公演『星回帰線』ビジュアル
舞台『星回帰線』が10月1日から東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストで上演される。

蓬莱竜太(モダンスイマーズ)の書き下ろし作品となる同作は、社会生活に疲れた人々が自然の中で自給自足の共同生活を送る地方の施設が舞台。恩人に招かれて施設を訪れた主人公の三島が施設の人々に受け入れられていくうちに、やがて施設の代表である恩人の嫉妬を招き、施設に集まる人々の人間関係にひずみが生じていく、というあらすじだ。

「楽園」に思えた施設で次第に恩人と対立することになる主人公の三島役を演じるのは、かねてから蓬莱作・演出の舞台への出演を熱望していたという向井理。共演者には奥貫薫、野波麻帆、高橋努、岩瀬亮、生越千晴、平田満が名を連ねている。チケットの発売日は8月21日を予定。

向井は同公演の出演にあたり「3年ぶりの舞台が、何年も前からずっと一緒にお仕事をしたいと話していた蓬莱さんの作・演出で叶うということで、自分にとっては本当に念願の舞台です」と喜びを語っている。なお同公演は豊橋、札幌、新潟、京都、広島、北九州、鹿児島への巡回も予定されている。

■向井理のコメント
年に1本は舞台をやりたいと思いながら、気がつけば前回から3年が経っていました。3年ぶりの舞台が、何年も前からずっと一緒にお仕事をしたいと話していた蓬莱さんの作・演出で叶うということで、自分にとっては本当に念願の舞台です。
蓬莱さんの作られる、日常の延長の中の会話で世界が動いていくのにどこか違和感があって、いつの間にか日常がゆるやかに破壊されて、また再生されていくような独特の世界観が面白くて、出来上がった作品からは、役者と演出家がしっかり組んで稽古を積み上げたことが伝わってくる土臭さというか...いつかこの世界の中に入ってみたいと思っていました。
今回、登場人物7人と決して多くはない出演者でどういう世界を舞台上に作り、そして壊し、また新しい芽を出せるのか、僕自身もすごくわくわくしながら稽古に挑みますので、ぜひ、劇場に足を運んで、確かめていただけたらと思います。

■蓬莱竜太のコメント
キャスト陣は信頼出来る人しかいないので、とても楽しみです。
東京では小劇場で演じてみたいという向井くんのチャレンジグな姿勢に僕も乗りました。
内容としては、なんでこんなとこに来てしまったんだろうと、人間関係でどんどん大変なことになっていく「巻き込まれ型向井くん」をお届けしたいと思っています。滑稽だけど胸がヒリヒリするような舞台にします。