MotoGPのオーガナイザーであるドルナスポーツは将来、MotoGPクラスに参戦する6つのマニュファクチャラーがそれぞれファクトリーチームとサテライトチームをもち、1チーム2台、合計24台のマシンがグリッドに着くことを目指しているという。
ドルナのCEO、カルメロ・エスペレータはコース上に24台のマシンがグリッドに並び、6つのマニュファクチャラーから同じ台数のマシンが参戦することが目標だと語った。
「我々はすべてのマニュファクチャラーから4台のマシンが走っている姿が見たいんだ。それが我々の夢なんだ」
テック3・ヤマハのチームマネージャーであり、IRTAの代表でもあるエルベ・ポンシャラルは、新しい契約により、サテライトチームがファクトリーチームとよりよい契約を結べると確信しているとコメントしている。
「MotoGPにおけるこの動きは、サテライトチームによりよい選択肢を与える機会となる。2017年から21年にかけて参戦する6つのマニュファクチャラーは、MotoGPにおけるレースをよりエキサイティングなものにし、同時にサテライトチームの運営を容易にするだろう」
「レースはより競争的なものになるだろう。もちろん理想は6つのマニュファクチャラーがそれぞれファクトリーチームとサテライトチームを持ち、24台のマシンがグリッドに並ぶことだ」
「サテライトチームはファクトリーチームの第2チームとなるために協力して働くだろうし、新しいマーケティングの可能性を探ることになる」
今季のグリッドには、ドゥカティ8台、ホンダ5台、ヤマハ4台、スズキ2台、アプリリア2台と合計21台のマシンが並んでいる。来季は新たにKTMが2台加わることで、23台のマシンがグリッドに並ぶ。
また、サーキットではスズキのサテライトチーム設立の噂が流れたが、供給先の候補に上がったLCRが2018年に向けドゥカティとの交渉に入ったとの報道がされたことにより、なくなるものと見られている。