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フォーミュラE、シーズン3のレースカレンダー発表。ニューヨークでの開催が正式決定

2016年07月13日 14:01  AUTOSPORT web

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フォーミュラEはシーズン3も世界の都市を舞台に行われる
7月2日に行われた第9戦ロンドンの会場で、フォーミュラEのアレハンドロ・アガグ代表が記者会見を開き、 FIAフォーミュラE選手権の来季・第3シーズンの日程と開催都市を発表した。今年10月9日の開幕戦・香港を始め、初開催が決まった5都市(香港、マラケシュ、ブリュッセル、モントリオール、ニューヨーク)を含む、12都市全14戦となっている。中でも注目は第2戦のマラケシュ(モロッコ)で、同地では11月7日から地球温暖化に関する国際的な枠組みを決定する、第22回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP22)が開かれる。

 この期間中の11月12日に、電気自動車のレースを同じ都市で行おうという趣向だ。「この会議とフォーミュラEは同じ価値観を持っている。世界のトップが集まり、地球温暖化防止を話し合う中、同じ都市で同時期に開催することで、電気自動車、そしてフォーミュラEの意義を世界に見せることができる」と、アガグ代表は説明した。

 このほか第6戦(17年5月13日)ではモナコが2年ぶりに復活。翌週5月20日には第7戦パリを予定しており、2週連続開催は初の試みとなる。またシーズン終盤では7月15、16日にカナダのモントリオールで第11、12戦。シーズンフィナーレとなる第13、14戦は7月29、30日に米国ニューヨークを舞台に行われることになった。

 さらには選手権とは別に、17年1月に米国ラスベガスで開催される国際見本市、コンシューマー・エレクトロ二クス・ショー(CES)において、「FIAエレクトリック・モビリティー・フォーラム」と題するイベントを実施する。

 そこでは選手権参戦の全ドライバー20人に、全世界で予選を勝ち抜いた10人のファンやプロゲーマーが加わって、賞金総額100万ドルのEレース大会を選手権と同じフォーマットで行う予定となっている(詳細後日発表)。多くの新たな試みが取り入れられたスケジュールに、「3季目にしてさらなる飛躍となる」と、アガグ代表は自信たっぷりに語った。

 通常FIA(国際自動車連盟)主管のレースカレンダーは、その下部機関である世界モータースポーツ評議会(原則年4回開催)の場で審議、承認されるものだが、6月24日開催(イタリア・トリノ)の同会では結論に至らず、今回は1日に特例として行われた電子投票を経て、翌日の発表となった。


■FIAフォーミュラE選手権 シーズン3レースカレンダー

開幕戦 16年10月9日 香港
第2戦 11月12日 マラケシュ(モロッコ)
FIAエレクトリック・モビリティ・フォーラム 17年1月7日 ラスベガス(アメリカ)
第3戦 2月18日 ブエノスアイレス(アルゼンチン)
第4戦 4月1日 メキシコシティ(メキシコ)
第5戦 4月22日 開催地未定
第6戦 5月13日 モナコ
第7戦 5月20日 パリ(フランス)
第8戦 6月10日 ベルリン(ドイツ)
第9戦 6月24日 開催地未定
第10戦 7月1日 ブリュッセル(ベルギー)
第11-12戦 7月15-16日 モントリオール(カナダ)
第13-14(最終)戦 7月29-30日 ニューヨーク(アメリカ)