今秋に全国で公開される映画『L―エル―』の追加キャストが発表された。
愛を求め続けた女性・エルの人生を描いたAcid Black Cherryのコンセプトアルバム『L―エル―』を映画化する同作。これまでに波乱の人生を送った主人公エル役を広瀬アリスが演じることが明らかになっていた。
今回出演が明らかになったのは、エルを生涯かけて愛し続ける男・オヴェス役の古川雄輝、エルと同じキャバレーで働く親友・アンナ役の高橋メアリージュン。さらにエルの人生を左右するキーパーソン・リノ役の古畑星夏をはじめ、平岡祐太、前川泰之、高畑裕太、弥尋、Mikako(FAKY)、田中要次、高橋ひとみもキャストに名を連ねる。
■古川雄輝のコメント
今回のコンセプトアルバムを映像化するという企画は、とても斬新なアイデアだと思いました。このコンセプトブックを読んだ後にAcid Black Cherryさんの曲を聞くと、すんなり自分のイメージした『L―エル―』の世界に引き込まれ、役作りする過程で何度も聴きました。幼少期から老人まで演じる役柄をファンタジーの世界観でどう生きるか、主人公エルに対してのオヴェスの想いをどう表現するのかなどを考え、監督と現場で相談しながらじっくり時間をかけることができたので、とても楽しい撮影となりました。僕自身、CGが加わった映像を楽しみにしています。
■高橋メアリージュンのコメント
アンナという、人間味と幅があって、情熱的で魅力的な女性を演じられた事、そして昔から大好きだったダンスを踊れた事がすごく幸せでした。下山監督とは三度目ですが、アンナのような芝居力が求められる役を任せて下さったことが本当に嬉しいです。
■平岡祐太のコメント
今回演じた劇団青年役は、劇団員でもあり演出家も目指していて、演劇に対する熱量と自信があり自分の空想で生きているような人。でも現実との折り合いがつかず壊れ、純粋さが間違った方向へ走り出す。演じていて、自分でも自分が怖かったです。
■前川泰之のコメント
キャバレーオーナー役は、口数は少ないけれど人間味に溢れた人物なので、台詞のないところでいかに表現するのか自分なりにチャレンジしながら挑んだつもりです。下山監督の作品は背景が入った時にその映像と世界観に物凄い衝撃を受けるので、今回も作品が仕上がるのをとても楽しみにしています。
■高畑裕太のコメント
今回演じたパン屋の主人では、特殊な世界観が忙しなく渦巻く中での、こういった日常的な役、極めて緩やかなシーンを演じさせて頂けた事に、とても重要な責任感を感じ、同時に喜びを感じています。パンをこねるのは、想像以上に難しい作業でしたので事前に先生の指導の下、練習に練習を重ねました。そういった努力の汗の匂いと、イースト菌の香ばしい香りが画面に映し出されている事を祈ります。
■古畑星夏のコメント
リノはお話の中ではなくてはならない存在で、その大切な役を任されて不安やプレッシャーもありました。とても優しく責任感が強いリノを演じる事ができて凄く嬉しく、こういう人になりたい!、と思いました。エル役のアリスちゃんとは雑誌「Seventeen」で一緒だったので、こうして映画のお仕事ができて嬉しく、現場もとても楽しかったです。