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AK-69が明かす、“ホンモノ”へのこだわりと覚悟「リアルなヒストリーこそがヒップホップ」

2016年07月12日 16:01  リアルサウンド

リアルサウンド

AK-69

 AK-69が7月6日、<Def Jam Recordings>移籍後初作品となる両A面シングル『With You ~10年、20年経っても~ / KINGPIN』をリリースした。今回リアルサウンドでは前作『Flying B』に引き続き、AK-69へインタビューを敢行。レーベル移籍の経緯やそれぞれの楽曲にこめた思い、そして現在のヒップホップシーンに対するアティチュードについて語ってもらった。(編集部)


(関連:AK-69、自身のヒップホップ精神を語る「『音楽プラス生き様』が、一番のオリジナリティ」


■「Def Jamに行き着いたことは大きな自信になった」


――今回はHOPHOP、R&B名門レーベル<Def Jam Recordings>からの第一弾シングルリリースということで、まずはその経緯からお伺いしたいと思います。


AK-69:事務所を立ちあげて、ユニバーサルさんにCDの流通で関わっていただくことになった流れで、Def Jamの話もいただきました。こんな言い方したら失礼ですけど、もともと俺はメジャーレーベルに行くつもりは全然なかったんです。あまり意味のあることではないと思っていたし。でも、Def JamはB-BOYにとって、いや、音楽人にとって特別なレーベルですから。しかも、自分のサイニングでDef Jamのジャパン・ブランチをまた復活させることができる(2000年より始動した<Def Jam Japan>は近年休止状態だった)というのはかなり大きい。これまでやってきた「自分にしかできないことをやり続ける」というテーマのなかで、これほど光栄なことはないと思ってサイニングを決めました。


――<Def Jam Recordings>からリリースするにあたり、意識されたことや心境の変化はありましたか。


AK-69:それは特にはないですね。「Def Jamって言えるな」くらい。ただ、自分の歩んできたストーリーのなかでDef Jamに行き着いたことは大きな自信になりましたけど。盟友で今はもうこの世にいないTOKONA-Xというラッパーがいて、彼は<Def Jam Japan>とサインしていました。志半ばで契約も終わって、この世からいなくなってしまったので、彼の遺志を継ぐという意味でも今回のサインはとても大きな出来事でした。今回のシングルは「With You~10年、20年経っても~」というバラードを歌っていますが、そもそも俺には歌うキャラクターでKalassy Nikoffという名前があって。今は全部統合してAK-69として活動してますが、そのKalassy Nikoffが生まれたきっかけもTOKONA-X。彼のグループ、M.O.S.A.D.のアルバムで声をかけてもらったのがはじまりでした。それから何年か経って、TOKONA-Xが「Def Jamとサインした」と電話で報告してくれて。あれは嬉しかったし興奮したけど、どこかで悔しい思いもありましたね。俺は当時メジャーに行きたかったけど、行けなかったんですよ。「インディーズでやってやる」と思う前だし、自分に自信もない。そんな箸にも棒にもかからない時の俺を、TOKONA-Xは<Def Jam Japan>のファーストシングルに、Kalassy Nikoffとして呼んでくれて。そういうことが、今回のリリースに全部つながってるなと運命を感じています。しかも、あれから10何年経ってできたバラードが、Def Jamとサインしたからじゃなく、その前に自然と降りてきていたいうのも不思議で。自分でも初めての曲の作り方だったんですけど、シャワーを浴びてる時にメロディとリリックがバーッと降りてきて。それをあわててボイスレコーダーに録っておいた曲だったんです。そのあとにDef Jamとのサインが決まり、第一弾シングルに収録しようと思ったのがこの曲だった。全てがつながっていると感じましたね。


――「With You~10年、20年経っても~」という曲で、AKさんの壮大なストーリーにひとつピンが打たれたようです。


AK-69:そうですね。Def Jamと契約したあとに出す曲は、凄い注目されると思うんですけど、「これ俺にしかできねえから」って言える自信はありますね。洋楽っぽい曲を作ろうとか、英詞を多くしてとか、そういうこともなく。意識して作ることもできたけど、あえてしなかったというか。この曲のようなパーソナルなことは、書こうと思って書けるものじゃないんで。過去にもう1曲だけ愛について歌った歌があるんですけど、それも売れるためとか、話題を作ろうと思って書いたものではなくて。意識して作った歌は、他の曲にまぎれてしまう。自分の歌が特別だっていうつもりはないですけど、こうやって自然と降りてきた歌には不思議な力が宿ると思いますね。


ーー「With You~10年、20年経っても~」は、もともと奥さまにむけて執筆された曲なんですよね。


AK-69:「むけた」というよりは「想って書いた」のほうが正しいです。細かいニュアンスですけど。愛する人に聴いてもらいたいと思って書いたわけではなくて、想っていたら降りてきた。結婚してもう13年が経ちます。仲はいいですけど、13年もいるといろんなことがあるじゃないですか。世の中的には結婚は我慢だとか言われてますし。亭主元気で留守がいいとか、男も奥さんを異性として見られなくなるとか。そうやって言っている人たちもいるけど、俺は多分、奥さんが思ってるような心配ーー若い子のほうがいいんじゃないか。とか、世の中の結婚している女性みんなが思うことに対して、そうじゃねえんだよって伝えたかった。男は年を取って渋みが増していく、カッコよくなると言う人もいるけど、一般的に女性はそうは思われてないと思うんですよ。でも、俺は女も同じなんだよと。特に自分の愛してる人は内面もどんどん磨かれて、それに伴って美しさも増しているんだよ、ということを「バカだな、お前気付いてねえんだな」というタッチで書きました。


――10年以上結婚生活を送られて、こういったメッセージの曲を書けるのはすごいです。


AK-69:凄いというよりは、想っていないと書けない歌ではあるなと思います。まあ、ただ、奥さんが好きっていうだけなんですけどね。……今のはあえて書かないでほしいんですけど(笑)。恥ずかしいですね。


――プライベートな心情を歌にしているということですが、ヒップホップの考え方として、これもひとつの表現方法と考えていいんですよね。


AK-69:日本人の考えに特に多いんですけど、「ヒップホップはこうじゃなきゃいけない」っていうのがすごく多くて。「お前とやりてえ」とか、エロい歌だとOKなんだけど、真面目に愛のことを歌うとヒップホップじゃねえみたいに言う人がいる。それって俺からしたら凄く滑稽なんですよ。そういうヤツには「プライベートで女の子のこと好きと思わねえのか」って聞きたい(笑)。日常は何でも歌になる。ボーッと眺めていて思ったことだって、それすらほんとに思ったことだったら歌になるのが音楽。俺は全然そういうことに抵抗はないんです。ウケるためにラブソングを量産するとかは……まあ、世に溢れているそういう歌をdisるつもりはないですけど、あんまりカッコよくねえなと思います。ほんとに生まれた歌だったら、俺は何とも思わない。愛について何か自分で思ったことがあるんだったら、みんなも歌にしたらいいんじゃないかと思いますね。


■「何がホンモノで何がニセモノか、ハッキリ打ち立てていきたい」


――ヒップホップには、怒りを歌にしなければいけないようなムードがありますね。


AK-69:たしかに俺もそういう歌はいっぱいある。「With You ~10年、20年経っても~」のような曲は引き出しのひとつとしてあるだけなんです。これは俺の何百曲あるうちの1曲。あくまでも全部できてこれをやってるだけ。あんまり人の音楽を1曲とってどうのこうのって評論するのは面白いことではないんじゃないかなと思いますね。もう1曲の収録曲「KINGPIN」でも言ってますけど、音楽の好き嫌いはしょうがないと思っていて。でもやってきたこと、俺が大事にしているアティチュード、ヒップホップに対する思い……この成り上がり方は、誰も文句はつけられない。それが一番大事だと思うんです。その人が歌っていれば、何でもヒップホップなんだっていう。「音楽プラス生き様」っていう生き方が、自分でもカッコいいと思えるというか。だから俺も自分の生き方がカッコいいと思えるように頑張ってるんですけどね。自分をごまかしちゃったら歌もごまかすことになっちゃうので、嘘は一切つきたくない。ごまかそうとしたとき、多分俺の刀はサビつくんだろうなと思ってますね。


――いまお話にも出てきた「KINGPIN」にはどのような思いをこめたのでしょう。


AK-69:「KINGPIN」で言いたかったのは、俺がキングとかボスということじゃなくて、そうやって呼ばれるようになった自分が、以前はどういうヤツだったのかということをもう1回みんなに言いたかった。成功して、ロールスロイスに乗って、ものすごいジュエリーつけて、ライブもいっぱい人が入って、スタッフ引き連れて。同業者の若い子もお客さんも、どこかで俺のことをすこし遠い感じに思っている気がしたんですよ。自分とは違うと思っている人も今は昔よりも増えたと思うし。でも、そうじゃねえんだよって。俺は間違いなくお前らと一緒のところから来てるし、今は成功してここに立ってるけど、お前らと一緒だったということを伝えたかったんです。どうしようもないヤツだった俺が、ヒップホップに出会って、変えてもらって、助けられた。そのどうしようもねえヤツでも、ひとつのことを思い続けてやり続ける。大変だけど、やり続けることによって絶対何か形になるってことを俺が証明したい。かつての自分と同じような境遇にいる子たちに希望をもってほしい。それが自分が音楽をやっている意味のなかにあって、それをこの曲でも伝えたかったんです。


――曲中には、ヒップホップシーンに対しての提言ともとれる表現も多く見受けられます。


AK-69:俺が海外のヒップホップにホレたのは、すさんだ生活で生まれるメッセージが称賛される音楽だということに衝撃を受けたというのがあって。リリックの和訳を見て、ほんとすげえ音楽だなと。それがそもそもの始まりだという要素を入れたかったんですね。アングラぶってるヤツらにとっては耳が痛いラインも入ってますけど、それはdisりたいわけじゃなく、人のことをどうこう言ってる前に自分のカッコいいストーリーを見せろと。お前こそ、俺こそがヒップホップ、お前だってヒップホップなんだろうっていうメッセージです。人のことをどうこう言ってるカッコいいヒップホップなんてないから、そんなことよりもっとみんな自分のカッコよさに気づいたら? ってことですね。


――なるほど。結構踏み込んだ歌詞ですね。ヒップホップシーンには、いつでも対立軸があったように思います。90年代あたりからはマス対コアの対立軸が長らく語られていた。それが2000年代ぐらいになると、地方対東京へと移り変わっていきました。


AK-69:地方のヒップホップにシーンが移り変わった時代から、今また東京にシーンを持ってこようとしている流れは感じますけどね。東京にスターを作ろうとしてる感はすごいある。まあ、スターが不在すぎたっていうのもあると思いますけど。でもそれはいいことだと思う。地方の人たちもそれを見てまた盛りあがって、東京に飽きてきたらまた地方にメディアが目を向ける。ずっと同じことを繰り返すのだと。ほんとに今『フリースタイルダンジョン』含め、ヒップホップの認知度や取り扱われ方がすごい良くなってきてるんで、このままこの火を消さずに、さらにこの火をもっと拡大させるべきだなと思ってます。


 あとは、今こうやってヒップホップが認知されてきたからこそ、世の中の人に何がホンモノで何がニセモノかということをハッキリ打ち立てていきたいという考えをもってますね。業界で作られたストリートヒップホップ、作られたストリートテイストはホンモノとは明らかに違うんで。ホンモノは作れるものじゃない。金で買えるものでもなければ、オーディションで生み出せるものでもない。そこが一番大事なんです。「KINGPIN」の曲のなかでも書いてますが、みんな曲調とかファッション、何となくの雰囲気で、あの人たちはヒップホップとか、あいつはヒップホップじゃねえって言ってますけど、それだったらもうなんとなくの雰囲気でハードなヒップホップを作ることができるってことですよね。でも、そうじゃないじゃないですか。生き様とか、その人についてまわるリアルなヒストリーこそがヒップホップであって。「本当のヒップホップはこっちだから」っていうのは、俺が代表して言い続けないとなと思ってます。


――AKさんのおっしゃる「ホンモノのヒップホップ」というのは、ライフも含めた上で表現だということですよね。


AK-69:そうですね。まあ、ほんとは全て自由なんですけど。オタクの子でもハードなラッパーと戦える、それがフリースタイルの良さだったりもする。何にでもなれるのが音楽の良さではあるんですけどね。こと、俺がこだわってきたこのリアルなストリートのヒップホップでいったら、っていう話なんです。そこはぶらせねえよっていう。若い子たちを勘違いさせたくないというのもありますし、ラッパーだけじゃなくて、ダンサーもDJも。ホンモノはこっち側だよってことは、ハッキリさせたいと思ってますけどね。


――確かにこれまでも“作られた”ヒップホップが流行することが多かったかもしれません。


AK-69:この前、初めてライムスターの宇多丸さんのラジオ番組に呼んでもらったんです。ライムスターさんとは今まであんまり交わったことなかったので、呼んでもらえたことがまず凄い嬉しくて。みんなが行けない境地を切り開いてきた人たちだから、リスペクトはずっとしていました。そこで宇多丸さんが「AKが売れて、メジャーだから、売れてるからポップだとか言ってるヤツがいるかも知んないけど、俺たちはみんな分かってるけど、AKのこのやり方、この成り上がり方で、ここまでこのヒップホップシーンを背負って売れたっていうのは半端じゃないから」って言ってくれたんですよ。自分でずっと言ってきたことではあるけど、自分の成り上がり方の価値を分かってもらえていたんだなと、凄い嬉しかったですね。それこそが、自分が一番大事にしてきたことですから。


――AKさんはセルアウトしてないですもんね。


AK-69:そうなんですよ。みんな売れたらセルアウトって言ってるけど、セルアウトの言葉、ちゃんと調べてきたらと思うんですけどね。アーティスト仲間と喋ってても、よく言うんですよ。「あれ、すげえ俺やりたくなかったんですけど…」とか。やりたくなかったことやってるって、それちょっとおかしくねえかっていう。俺は今やってることをDef Jamからもすごい尊重してもらえてるし。こういうことは歌わないでくれとか、NGワードすら1回も聞いたことがない。それは、たまたま俺が歌ってないだけかもしれないですけど。でも、みんながよく言う、歌の内容を言われるとか、そういうことも全然ない。むしろ、もうちょっと言ってくんねえすか。っていうくらい(笑)。それくらい尊重してもらいながら活動できている。自分たちのインディペンデントを守るってことは、自分たちの城をちゃんと自分たちの思いで動かすっていうことなんじゃないかなと思ってますけどね。


――なるほど。そのブレない姿勢については改めて伝えたほうがいいですね。


AK-69:そうですね。みんな多分、そこがよく分からないと思うんで。


――ちゃんと聴かずに誤解されていることもあると思います。


AK-69:そうですね。俺も歴史が結構長くなってきてるんで、最近知った人はよく分からないかもしれませんね。「『With You』とか歌ってトコナメが悲しんでるぜ」みたいな。いやいや、喜んでるからとか(笑)。「ラブソングなんか歌ってんじゃねえよ、売れようとしてるんじゃねえよ」とか。売れてから歌ってるから、売れるためとかそういうことじゃないんですけど。っていう。まあ、いろいろ思うことはありますけどね。


■「やっぱりトップに立てたことは間違いない」


――AKさんは日本のヒップホップシーンのなかでのご自身の立ち位置は、どういうふうにとらえてますか。


AK-69:同じくらいの規模の人がいないんで難しいですね。俺はストリートヒップホップをやってる人たちのコミュニティにいるようでいないから。でもまあ、間違いなく言えるのは、自分のスタイルでこれまでやってきて、日本のヒップホップと言ったら俺と言われている。好きでも嫌いでも、俺のことをみんなが知っている状況になった今だからこそ、俺がいろいろやらなきゃいけない立場なんだろうなっていうのは、最近すごい思いますね。ヒップホップのファンだけじゃなくて音楽ファン全体、メディアの人たちにも名前を知ってもらえるようになった状態だからこそできること。昔はできなかったシーンのためになること。そういうこともできる立場になったんだなっていうのは、ちょっと自覚してます。


――ヒップホップシーンの道を切り開く立場になったと。


AK-69:まあ、アンダーグラウンドのヤツらは、俺のことあんまり好きじゃないと思います。なかには凄いリスペクトしてくれてる人ももちろんいますけど。好きじゃない人たちの気持ちも分かるんです。俺も昔は東京のラッパーがみんなメジャー契約したり、すげえ羽振りよさそうなインタビュー記事が出てるのを見てムカついてました。それって、人間みんなあると思うんですよ。成功している者が無条件に嫌だという。でも俺はそれを完全否定するタイプじゃなくて、こういうふうになりてえとか、こいつらよりも絶対カッコいいことやりてえって思う、それが原動力になっていた。それを逆に思わせる立場に今なってるんだろうな。そのころ思った相手よりもさらに大きなところに、高いところに今いると思うし。だからそうやって、批判も称賛も含め、やっぱりトップに立てたことは間違いない。トップに立った人だからこそできることをこれからも……それをアピールしたいわけじゃないですけど、でもまあ、やってくべきだなと思ってますけどね。


――先日のライブでは般若さんやKOHHさんが出演されてましたよね。


AK-69:そうですね。これも笑える話なんですけど、般若はだいぶコアなラッパー、アングララッパーに支持されている代表格じゃないですか。みんな、俺と仲が悪くあってほしいみたいで(笑)。『フリースタイルダンジョン』に出たときも、俺の歌終わりに般若がステージに上がってきたんですけど、それをみんなジャマしに来たみたいに言っていて。どんだけ仲悪いと思いてえのっていう(笑)。般若も新曲をライブで聴いて、ほんと良かったってメールしてきてくれました。俺の成り立ちを分かってる人からのリスペクトはすごい感じるし、お互いリスペクトし合ってる。俺がダサいことになっていたら、ああいうタイプのラッパーにはすごい嫌われると思うんですけどね、実際。


――仲間とのつながりも大切にされているAKさんらしいというか、「KINGPIN」の最後には「T-X(TOKONA-X)に捧げる」ということが入っています。


AK-69:やっぱり、あいつが生きてる時に交わした言葉をずっと俺は背負ってやっているから。彼は日本の伝説だと思うんです。トップを走っている人間があいつの名前を言い続けなかったら、どれだけすごいラッパーでも風化してしまう。俺たちは名古屋が生んだあの男を、このヒップホップシーンがある限りシャウトし続けないといけないと思うんですよ、仲間として。尊敬しているアーティストとしてもそうだし。だからそこはずっと言い続けたいですけどね。


――AKさんの今の活躍は、TOKONA-Xさんたちが名古屋のシーンを作ってきた結果でもありますもんね。


AK-69:そうですね。名古屋のシーンは凄かったんで。今でこそちょっとまとまりがなくなっちゃってますけど。でも本当にそうですね。あいつらがいて、シーンがあって、そのなかから出てきたっていうのはもう、ずっと変えられないからですからね。(松田広宣)