今年はラニーニャ現象の影響で、観測史上最高の猛暑になるかもしれない。クールビズが普及したとはいえ、外回りの営業マンや採用面接に臨む就活生など、クソ暑い中をスーツ姿で歩きまわる人たちは見ているだけでもキツそうだ。
そんな「猛暑でもキチンとスーツ着用」状況に、マツコ・デラックスは警鐘を鳴らす。7月11日の「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演したマツコは、「夏にスーツを着る習慣は法律で禁止すべきだと思う」と大真面目に心配していた。(文:みゆくらけん)
「今に日本てホント、ダメな国になってきちゃうと思うよ。やる気起きないでしょ? この暑い中にスーツ着て、頑張って仕事しろって言われても」
エアコン28度も「労働できる限界を超えてる」
ごもっともである。ヒトには、仕事するに快適な温度というものがある。自分を蒸し上げるかのようなスーツ着用は、イラつきをアップさせてもやる気はアップさせられない。いい仕事ができるわけがないのだ。
真夏の炎天下、ハンカチで拭いきれぬほどの汗をダクダク流すスーツ着用サラリーマンの姿は、いったい何の拷問か――。
「カジュアルまでいかなくても、普通にシャツでいい」
というマツコ。ノージャケットが容認される中、「結局正式な場所だとスーツ着て行かないと失礼っていうのがまだある」と問題視していた。さらにクールビズで推奨されるオフォスのエアコン設定温度「28度」についても言及する。
「エアコン28度もダメだからね。あんなもん、人間が労働できる限界を超えてるわよ。室温28度なんて」
隣の若林史江に「(暑いのは)自分の肉問題じゃなくて?」とツッコまれても、「うるっせーな! 今、ちゃんとしたこと言ってんだ!」とキレていたマツコ。確かにマツコは、裸でも脂肪という名のコートを着ている。
しかし28度は、マツコじゃなくても暑い。最近では逆に「寒過ぎてツラい」とオフィスに羽織るものを持参してくる人たちも多いようだが、こんなことならみんな夏休みにしちゃえばいいんじゃないかと思えてくる。
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