4週間前のインディカー・シリーズ第9戦テキサスで鎖骨と右手を骨折する怪我を負ったジョセフ・ニューガーデンは、第11戦アイオワでの勝利に自身でも驚いていると語った。クラッシュ後に入院したニューガーデンは、前戦のロード・アメリカを欠場することなく8位でフィニッシュしてみせた。しかし、彼はアイオワのショートオーバルでのレースは自分にとってもっとタフなものになると考えていた。
彼の右手はまだ完治していなかったが、それでも300周のレースのうち282周もの間リードラップを走り、オーバルでのキャリア初勝利を掴んだ。
「本当のことを言おう。自分自身に感心したよ。僕は肉体的に厳しいアイオワでのレース前にとてもナーバスになっていた。誰かと話す気にもなれないほどにね」
「(怪我を負った身体が)持ちこたえたことに驚いたよ。もしそれが難しいときは、ペースを緩めるというのが最初のプランだった。右手はまだ完治していないけど、それほど痛みを感じなかった。鎖骨にはプレートが入っているけど、感触は悪くなかった」
アイオワでの勝利によって、ニューガーデンはポイントランキングで2位に浮上した。首位のサイモン・ペジナウとの点差は73点だ。
「僕たちがどこまで上昇できるか試してみるつもりだ。ペジナウの前に出るためには、前進を続けなければならないんだ。実際のレースで彼を打ち負かす必要がある。ペジナウは今後どのレースでも強力な相手になる」
ニューガーデンは、雨の影響で中断され、8月27日に再開が予定されているテキサスでのレースに出場できないことは、タイトル争いをする上で大きな打撃になると認める。
「テキサスでレースができないなんてガッカリだよ。僕たちが勝利を狙える場所のひとつだからね。欠場することにより、多くのポイントを失うことは覚悟している」