「誰もこの話を信じないのかもしれない」と添える慎重なロナルドさんに対し、フロリダ州魚類・野生生物保存委員会(Florida Fish and Wildlife Conservation Commission)の職員は「いえ、おそらくはワニでしょう。写真を見る限り、木の上で休んでいるようですね。こういうことはよくあります」と力強くうなずいてみせる。またフォートマイヤーズにあるカルサ・ナチュラル・センターの指導員エイミー・セラさんも、「ワニは人々が思っている以上にすばしっこく、高いところによじ登りますよ。必要に応じてフェンスなどもスイスイと登ります」と話す。特に日差しが強く気温も高いこの時期は、ワニがエネルギッシュに活動する時期であるとのこと。ワニを警戒する人は低い位置をゆっくりと動く動物がいないかをよく確かめるものだが、それだけでは足らないようだ。