セバスチャン・ベッテルは、先日のイギリスGPのフリー走行で試したコクピット保護デバイス『ハロ2』に関して、「視認性を向上させる必要がある」と語った。フェラーリが開発を進める『ハロ』は中央に支柱を持つコクピット保護デバイス。シーズン前のテストで登場した時から改良されて現在は『ハロ2』と呼称されており、イギリスGPの金曜フリー走行で再度テストが行われた。
最新バージョンのハロ2はより軽く、強固なチタン製で作られている。
「(テストしたのが)インストレーションラップとはいえ、前方の視界に関しては問題なかったよ。中央に支柱はあるけど、前方の視界に関してはOKだ。ただ、コクピット上方の視界はかなり厳しいね」
「もちろん、空を見ながら走っているわけじゃないけど、もう少しテストする必要がある」
FIAは、サマーブレイク前の7月末までにハロの最終デザインを決定するとされている。
「ハロがなんのために作られ、どのような働きをするかは明白だ。僕たちは全ての状況において安全であるものを導入する必要があり、いっさいの妥協はできない。どうしてもカバーしきれないシナリオというものはあるだろうけど、それでもできるだけ多くカバーすることを目標としなければならないんだ」