2017年に公開される映画『トリガール!』の主演キャストが発表された。
『トリガール!』は「鳥人間コンテスト」を題材にした中村航による同名青春小説の実写版。一浪して理系の大学に入学した主人公の鳥山ゆきなが、一目惚れした圭先輩に誘われるまま鳥人間コンテストを目指す人力飛行サークルに入会するが、大嫌いな「ヤンキーかぶれ」の坂場先輩とコンビを組むことになる、というあらすじだ。監督は『ヒロイン失格』などの英勉。
毒舌で「ツッコミキャラ」のゆきな役を演じるのは土屋太鳳。土屋は顔合わせ時に「こんなにセリフ量が多い脚本は初めて」と話したという。撮影は7月中旬から8月を予定しており、7月30日と31日に行なわれる『Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト2016』での撮影も控えている。土屋は自転車の回転でプロペラを回す人力飛行機を操縦するため、ロードバイクの練習にも初挑戦しているという。
■土屋太鳳のコメント
(出演オファーを受けて)一番最初に、「もしかしたら自分、空飛べるのかな」って嬉しかったです。
私、土屋太鳳で、鳳凰の鳳(トリ)っていう字が入っているんですけども、普通、人って空を飛べないじゃないですか。このお話を頂いて「私、空を飛べるのかなー」って嬉しかったことを覚えています。
(脚本は)凄く面白くて、コントのネタ帳みたいなスピード感のある脚本だなと思いました。
このスピード感をお芝居でできたらなと思います。まだどうなるかドキドキしているんですが、英監督ご自身が凄く面白くて、スピード感があってどこに行くのか分からないようなワクワクする感じなので、私自身も全力でぶつかって一緒に走って空を飛んで行きたいなと思っています。
毒舌でどんどんツッコミを入れるという要素が私の中にないので、どんな私になるか分からないですが、私が思うに、毒舌の方は裏表がなくて、思ったことをすぐに言葉にできるスピードの速い方なのかなと思います。ストレートな表現でお芝居をしている時はスッキリしそうだなと思っています。
私自身、体育会系の学校に通っていて部活にも入っているので、そんなサバサバした子たちの、ノリというかスピード感みたいなものは懐かしいなと思いながら、脚本を読んでいました。
まずは琵琶湖へ向かって、未来へ向かって全力で挑戦していきたいと思います。
楽しんで、自分をさらけ出していきたいと思います。
■英勉監督のコメント
土屋太鳳さんにお会いした時、「ホントに、この変わった女の子やります?」と聞いたら、「やります!」と即答してもらいました。
でもその時、台本読んでなかったらしいです。もう発表されたので逃げられません。
土屋太鳳さん飛んでもらいます!
■中村航のコメント
尊敬する競技へのリスペクトを込めて、熱くて愉快な小説を書きました。
スクリーンに飛び立つ人力飛行機、想像するだけでワクワクします。楽しみにしています!
(鳥山ゆきな役が土屋太鳳さんに決まったことについて)健康的で、自転車を漕ぎまくって、飾らなくて、まっすぐで、ちょっとおっさんぽくて、理系男子を一撃で骨抜きにしてしまう、なかなか魅惑的なヒロインの鳥山ゆきなさん。土屋太鳳さんしか考えられません!
素晴らしいキャスティングに感謝してます!