2016年F1イギリスGP決勝で、マノーのパスカル・ウェーレインとリオ・ハリアントはリタイアに終わった。
■マノー・レーシングMRT
パスカル・ウェーレイン 決勝=リタイア
僕にはどうすることもできなかった。ちょうどインターミディエイトに履き替えたばかりで、最初の1周を終えて戻って来たときに、ターン1でアクアプレーニングを起こしてコントロールを失ったんだ。そうなると、もう何もできなかったよ。
あの時点では、どんどん乾きつつあるところもあって、そういう場所ではインターでも大丈夫だった。ただ、ああいう状況では、必ずどこかにインターで走るには水が深すぎる場所があるもので、そこで足元をすくわれる可能性がある。
残念ながら、今回は僕にそれが起きたということだ。他にも同じ目に遭ったドライバーが何人かいるようだけど、こんな形で週末を終えることになって、とてもがっかりしている。
リオ・ハリアント 決勝=リタイア
スタートの時点では路面はずぶ濡れだったけど、雨がやんでからは、周を重ねるごとに徐々に乾き始めた。実際、わずか17周のあいだに、フルウエットからスリックにまで履き替えることになったからね。
スリックへの交換の判断は正しかったし、タイミングも良かった。僕がまだ濡れているところにタイヤを乗せてしまっただけだ。クルマが滑りだしてからは、僕にはもう何もできなかった。
最終的に重要なのは、やはりレースの結果だけど、プラクティスと予選のプロセスにも大きな意味がある。僕らは全体としては良い週末をすごし、特に土曜日はポジティブな1日だった。だから、今回うまく行ったところにフォーカスを当てて、それをどう生かせばよいかを考えながら、次のレースに向けてプッシュし続ければいいと思う。今日の最終的な結果は、もう変えることができないのだから。