F1イギリスGP開幕となる7月8日、フェラーリはフリー走行1回目のスタートに先立ち、キミ・ライコネンと2017年の契約をかわしたことを明らかにした。
これにより、セバスチャン・ベッテルとのコンビは来季も継続されることになる。2007年にフェラーリでドライバーズチャンピオンを獲得、2014年からスクーデリアヘ復帰したライコネンは現在36歳。今季限りでの引退も噂されていたが、チームが契約延長を正式発表したことにより、引退説に終止符を打った。
チームは「スクーデリア・フェラーリは、キミ・ライコネンと技術面およびレースでの契約を更新したことを発表します。2017年のドライバーラインアップは、ライコネンとセバスチャン・ベッテルで継続となります」という短い声明を発表。
これにより、ライコネンの後任として名前が挙がっていたフォース・インディアのセルジオ・ペレス、ハースのロマン・グロージャンが来季フェラーリ入りする可能性は消滅し、2017年のシート争いで“フェラーリ待ち”となっていたところには動きがありそうだ。
ライコネンはイギリスGPに向けて「フェラーリで100戦目のレースになるんだ」と、チームへの思いを語っていた。
「F1ではベストのチームだ。僕たちは2007年に、ともにタイトルを勝ちとった。良いシーズンもあれば、悪いシーズンもあった。フェラーリの一員であることを、うれしく思っている。すばらしい雰囲気で、お互いに刺激しあって、前に進んでいくことができる」