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スーパーGT鈴鹿公式テスト:1日目午前はドライ。S Road GT-Rがトップタイム

2016年07月08日 13:01  AUTOSPORT web

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スーパーGT鈴鹿公式テストのセッション1最速となったS Road CRAFTSPORTS GT-R
スーパーGT公式テストは8日、鈴鹿サーキットで1日目午前のセッション1が行われ、S Road CRAFTSPORTS GT-Rがベストタイムをマークした。

 前日から雨の予報が出ていたこともあり、当初予定の10時から30分前倒しとなる9時30分からスタートした鈴鹿公式テストのセッション1。開始1時間ほど前から雨もパラついたものの、幸い強く降り出すことはなく、終始ドライのままセッションが進んでいくこととなった。

 各陣営とも少しでもドライで走行時間を稼ぎたいこともあり、コースオープンから非常に多くのマシンがピットイン~アウトを繰り返しながら周回を重ねていった。セッション中盤には108号車DIRECTION 108 HURACANが1~2コーナーでコースアウトしストップ。また、終盤にはTAISAN SARD FJ AUDI R8が130Rでストップしたため、2回の赤旗が提示された。

 12時10分まで行われた午前のセッション1では、GT500クラスは本山哲がS Road CRAFTSPORTS GT-Rを駆りマークした1分48秒963が最速に。2番手は立川祐路がドライブしたZENT CERUMO RC Fの1分49秒129、3番手は伊沢拓也のRAYBRIG NSX CONCEPT-GTがマークした1分49秒250となり、3メーカーがトップ3を分け合う結果となった。4番手にはMOTUL AUTECH GT-Rがつけている。

 GT300クラスでは、GT300マザーシャシー勢が速さをみせた。最速となったのは加藤寛規がドライブしたシンティアム・アップル・ロータスの1分58秒411というタイム。2番手には松井孝充がドライブしたVivaC 86 MCの1分59秒125という結果となった。3番手には31号車TOYOTA PRIUS apr GTが続き、JAF勢がトップ3を占めている。GT3勢の最上位はマネパ ランボルギーニ GT3の4番手となった。

 また、このセッションでは早くも第6戦鈴鹿で起用が予定されている第3ドライバーたちも走行している。シンティアム・アップル・ロータスに乗り込んだ牧野任祐、VivaC 86 MCの山下健太、TAISAN SARD FJ AUDI R8に乗り込んだ中野信治、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3に乗り込んだドミニク・ファーンバッハー等、注目どころが周回。特に牧野は9周という周回ながら、早くも加藤の1秒差程度のタイムをマークしている。