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ホンダF1、イギリスでトークン使ったアップグレード。燃焼効率向上狙う

2016年07月08日 07:11  AUTOSPORT web

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2016年オーストリアGP ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
ホンダがイギリスGPに向けて開発トークンを使い、パワーユニットのアップグレードを行ったことが分かった。2トークンをICE(エンジン)に使用したものとみられる。

 英AUTOSPORTの情報によると、マクラーレンのパートナーであるホンダは、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトン両方のパワーユニットに関し、ICEインテークシステムをアップデートしたという。

 このアップデートには必ずしもICEの交換は必要ないが、アロンソは戦略的理由でイギリスGPで新しい4基目のICEに交換する。

 バトンはすでに4基目のICEに入っており、イギリスではそれを引き続き使用しながらアップデート版インテークシステムを導入する。

 今回のアップデートは燃焼効率とパワーを向上させることを狙ったものだが、ホンダはパワーに関しては大幅な向上は期待していないようだ。
 
 ホンダは今シーズン中初のトークンを使ったアップグレードをカナダで行った。この際、ターボの効率を改善するためにいくぶん排気パワーを要したため、エンジンの出力が減る結果になった。今回のアップデートではそれをリカバーしたい考えだ。

 
 今回2トークン使用したことで、今季のホンダの残りトークンは10となった。現時点で明らかになっている全パワーユニットマニュファクチャラーの今年の使用トークン数と残りトークン数は以下のとおり。

フェラーリ:29トークン使用 (残り3)
ホンダ:22トークン使用 (残り10)
メルセデス:21トークン使用 (残り11)
ルノー:11トークン使用 (残り21)