FIAフォーミュラEに参戦するDSヴァージン・レーシングは、2016-17シーズンに向けWTCC世界ツーリングカー選手権で二度の王者を獲得したアルゼンチン人ドライバーのホセ-マリア・ロペスを起用すると発表した。
ロペスは16-17シーズンに向け、ジャン-エリック・ベルニュに代わってサム・バードとともにDSヴァージン・レーシングのステアリングを握ることになる。ロペスは2002年にフォーミュラ・ルノー・イタリアに参戦し、03年にはフォーミュラ・ルノーV6のチャンピオンも獲得。ルノーF1のテストドライバーも務めていたほか、2010年にはUSF1の参戦発表時、ドライバーとして名を連ねていた。
一時アルゼンチンに戻り母国レースに参戦したものの、WTCCにスポット参戦するとその速さを示し、2014年、15年とシトロエンとともにWTCCのタイトルを獲得。今季もシトロエンでランキング首位を走っているが、シトロエンの別ブランドであるDSから、ひさびさのフォーミュラカーレースとなるフォーミュラEにも参戦することになった。
「すごくエキサイティングなチャレンジだし、楽しみにしているよ」とロペス。
「すでにDSパフォーマンスと3年目のシーズンのクルマに向けて仕事を始めているんだ。来年はすごいことが成し遂げられると思うよ。フォーミュラEはすごく強力になっているし、特にチームが昨シーズン良い成績を残したブエノスアイレス戦が楽しみだよ!」