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絶品グルメとイケメンに出会う、名古屋旅

2016年07月07日 00:02  オズモール

オズモール

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名古屋城にこってり系グルメ。そんなイメージくらいしかなかった編集部Mが、初めての名古屋日帰りツアーに参戦。ディープな名古屋のスポットをレポート。

◆名古屋モーニング初体験。なにこれうますぎ!


まずはお約束、名古屋と言えばモーニング、モーニングと言えば小倉トーストを求めて、人気店「KAKO BUCYOCOFFEE」へ。
トーストかカイザーと呼ばれる丸いパンを選べる中、おすすめのカイザーをオーダー。
つぶあん派の私としては嬉しかったけれど、朝からあんこは重たいのかしら、と思いつつ、ひと口かじると…んっ?思ったより甘くない。むしろほんのりしょっぱい。そして豆! 豆感がすごい。
「小豆ってビタミンや食物繊維やポリフェノールとか、カラダにいいのよ。普通のあんこって保存が効くように砂糖をたくさん使っているんだけど、お店で小豆を煮ているから、甘さ控えめにして、豆の粒を残すようにしているの」とお店のやすこママ。これまた名物の“超”深煎りコーヒーとの相性もバツグン。あんことコーヒーのマリアージュにうっとり。

◆キラキラの名古屋城、そして武将隊のほほえみにクラクラ


次に訪れたのは本命、名古屋城の本丸御殿。第一期として公開されている玄関や表書院に続き、第二期として2016年6月より公開されたばかりの対面所や下御膳所を見学し、その豪華さにうっとり。天井の黒漆や障壁画の美しさ、当時の庶民は絶対に入ることができなかった場所に、時空を超えて立っていると思うと感慨深い。


そして、全国の武将隊の先駆けでもある名古屋おもてなし武将隊。完成度とイケメン度はおそらく日本の最高峰。なんと今回、その中でもイケメンとの呼び声が高い前田慶次殿(御年474歳!)と、紅一点・陣笠隊のなつ殿とお話しするチャンスが到来。
「はるばる江戸からよう参られた。わしが前田慶次じゃ!」と、爽やか笑顔で武将感満載。
「土日には演武などをしておる。異国に遠征することもあるぞ」
「週末はカメラを持った家臣の方がたくさん集まるのでござりますよ」(家臣というのはいわゆるファンのことだそう)などなど、よどみない語り口にもううっとり。

帰りがけ、女子達が列をなして慶次様に群がっている横を通ると、
「おおー先ほどはかたじけのうござった。道中気を付けてまいれよ~!」とぶんぶん手を振ってくれた…・いい人なのでござる。

◆カリッと香ばしさがたまらない。憧れのひつまぶし


ランチは憧れのひつまぶしをめざして、名店「しら河」へ。お櫃に入ったご飯の上には、細かく切ったうなぎがたっぷり。私の知っている江戸風よりも、皮目がカリッとよく焼けていて、その食感が楽しくて箸が止まらない。
1杯目はそのまま、2杯目はわさびや海苔、ネギなどの薬味を載せて、3杯目は出汁をかけてお茶漬け風に。というルールに沿って、気付けばあっという間に完食。
うなぎが値上がりしてだんだん手が届かない存在になっていくけれど、うまいものはうまい。食べ終わった瞬間からまた食べたいと思う、この味は東京では体験できないかもしれない。


◆名古屋の新名所となるか?地域密着型エンターテインメント


最後に訪れたのは、地元の方のおすすめ「歌舞伎カフェ ナゴヤ座」。ここは名古屋駅ほど近く、円頓寺(えんどうじ)商店街に2016年4月オープンしたばかりの注目スポット。
古い料亭をリノベーションしたカフェは、昔の歌舞伎小屋のように、飲食OK。商店街でパンやコロッケなどを買って持ち込みも大歓迎。商店街全体の活性化も目指しているのだとか。
ここにもイケメンがずらり。演目は古典歌舞伎というより音楽と光とアクション中心で、とにかく演者が近い近い。舞台が近くて天井からイケメンがしゃべったり、席の後ろからどーんとやってきたり、イケメン達の息遣いと汗が飛んできそうな勢い。
「まだまだスタートしたばかりだけど、ここが名古屋の新名所になってくれれば」と、座長の名古屋山三郎さん。


私の中では名古屋=絶品グルメとイケメンの街、というイメージが植え付けられた旅となり、日帰りでも大満足。東京から新幹線で約1時間40分、あっという間に行けるディープな世界へ週末行ってみてはいかが?