舞台『るつぼ』が10月7日から東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演される。
『るつぼ』は、『ピュリッツァー賞』などを受賞した『セールスマンの死』などを手掛けたアメリカの劇作家アーサー・ミラーの戯曲。1962年にマサチューセッツ州セイラムで起きた、無罪の人間が死刑にされた魔女裁判騒動を題材に、1950年代の反共産主義運動に対する批判を表現した作品だ。
美少女アビゲイルと不倫をする主人公の農夫・プロクター役を演じるのは堤真一。プロクターの妻エリザベスに罠を仕掛けるアビゲイル役を黒木華、信心深いエリザベス役を松雪泰子、悪魔祓いの権威として招かれるヘイル牧師役を溝端淳平が演じる。
演出を手掛けるのは、イギリスのロイヤルシェイクスピアカンパニー出身のジョナサン・マンビィ。脚本は広田敦郎による新訳版となる。チケットは7月10日から販売開始。