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日本製化粧品の売上好調 アウトバウンドも追い風に

2016年07月06日 08:02  Fashionsnap.com

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 矢野経済研究所が7月5日、化粧品受託製造市場に関する調査結果を発表した。2015年度は前年度比5.5%増の2,403億円と拡大基調。2020年度には2,861億円(2015年度から19%増)と予測している。

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 化粧品受託製造市場が伸長した主な要因のひとつにインバウンド需要が挙げられ、アパレル業界や雑貨業界もトータルファッションを構成する身だしなみの一つとして化粧品の提案を強化する動きが目立っている。また、アウトバウンドにおいても中国やASEAN諸国などで需要拡大の傾向にあり、追い風として期待できるという。今後は市場拡大のポイントになった化粧品ブランドメーカーや新規参入企業による化粧品受託製造企業へのアウトソーシングの推進や、製品流通ルートの中でビジネスチャンスを見出す異業種企業の参入により、さらなる発展が見込まれている。