映画『マジックユートピア』が、7月16日から東京・渋谷のユーロスペースで公開される。
『アンカレッジ国際映画祭2015』『第49回ヒューストン国際映画祭』で審査員特別賞を受賞した同作。高校時代の友人の死を引きずっている男・佐藤、幼い頃に母を自殺で亡くしたデリヘル嬢のリサ、17年前に死んだはずの娘から電話でメッセージを受け取った老人の3人の現在と過去の記憶が交差する物語となる。
佐藤役を演じるのは米村亮太朗(ポツドール)。佐藤との出会いをきっかけに身体が宙に浮き始めるリサ役を柳英里紗、老人役を和田周(夜の樹)が演じる。さらに小説家の島田雅彦、映画監督・俳優の嶺豪一、料理家の青山有紀、岩井堂聖子、目黒真希、オーディションで選ばれた高校生の中川天馬、森山みなみらが共演者に名を連ねている。
監督を務めたのは、初の長編劇映画『NOT LONG, AT NIGHT―夜はながくない―』が『第25回東京国際映画祭』日本映画・ある視点部門に正式出品された遠山昇司と、hide with Spread Beaver、My Little Lover、Mr.Children、レミオロメン、凛として時雨といったアーティストのPVを手掛ける丹修一。東京と熊本で撮影された映像美も見どころのひとつとなる。
なお7月16日に監督、出演者による舞台挨拶が行なわれるほか、上映期間中には監督とゲストを招いたトークショーを予定している。詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。