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ダムタイプ古橋悌二の遺作『LOVERS』展示、高谷史郎らのトークも

2016年07月05日 12:20  CINRA.NET

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古橋悌二『LOVERS―永遠の恋人たち』チラシビジュアル
古橋悌二の展覧会『LOVERS―永遠の恋人たち』が、7月9日から京都・京都芸術センター講堂で開催される。

ダムタイプの中心メンバーとして、国内外でパフォーマンスやインスタレーションなどを発表した古橋悌二。1992年に自身がHIV陽性であることを公表し、1994年にはジェンダー、セクシュアリティ、エイズなどをテーマにしたパフォーマンス『S/N』を世界12か国で上演して各地で反響を呼んだが、翌年に敗血症のため、35歳で逝去した。

同展で紹介される『LOVERS―永遠の恋人たち』は、『S/N』と同時期に制作されたビデオインスタレーションで、古橋の遺作となった作品。1994年に日本で初公開された後、ニューヨーク近代美術館で招待展示されるなど、アメリカやヨーロッパで巡回展示された。今回の展示されるのは、2015年から古橋の母校・京都市立芸術大学の芸術資源研究センターが、高谷史郎を中心とするダムタイプのメンバーの協力のもとで修復を進めてきたもの。

会期中は京都芸術センターの談話室で修復資料が展示されるほか、ダムタイプの作品上映会、高谷らが登壇するトークイベント、パフォーマンスなどの関連企画を実施。詳細は京都芸術センターのオフィシャルサイトをチェックしよう。