カウンセラーの目の前に座って、順番に話をしていく女性たち。彼女たちの目の前にいる女性カウンセラーは聡明で懐の深そうな、成熟した大人の女性といった印象。
そんな様子に安心したのでしょう、女性たちは聞かれるまま素直に、自分の気持ち、子供のころに思い描いていた夢を、語り始めます。
【カウンセラーの正体は…?】
SK-IIが公式サイトで公開したのは、大人の女性たちに「夢」についての実験を行った、サプライズムービー。
一体どのへんが “サプライズ” なのかというと……なんと女性たちの目の前にいるカウンセラーが話している内容は、すべて裏でモニターを観ている、彼女の子供たちによる発言だったのです!
【率直な質問だからこそ、素直な気持ちで答えられる】
カウンセラー役の女性は、イヤホンから聞こえる子供の声を聞きながら、そっくりそのまま話しているだけ。
要は見た目は大人ですが、心は子供。
女の子たちが女性たちに投げかける質問は、率直で飾り気がなく、だからその分、心に響きます。
【大人になって、夢を描くのをやめてしまった女性たち】
印象的だったのは、「子供のころの夢はなんですか?」という質問にはすらすら答えられているのに、「今の夢はなんですか?」という質問にはほぼ全員、言葉を詰まらせていた点。
中には「(夢は)ない」と回答した人もいて、同世代の女性としては、いろいろと胸にせまるものがあります。
【「自分は母親なんだから」というプレッシャー】
では、いま夢を持てないと思うのは、なぜか? そう聞かれた女性たちは「30歳になるんだから、ちゃんと仕事しなきゃいけない」「家事が仕事みたいな感じだから」「そんなの叶わないだろうと思っている」「叶わないと、周囲から言われ続けてきたから」とそれぞれ回答。
その中のひとつに「母親なんだから、というプレッシャーがある」という意見も。記者(私)が想像するに、この言葉に大きく頷いてしまったという方も少なくないのではないでしょうか。
【あなたの夢はなんですか?】
しかし、です。「子供が大きくなったらしてみたいことは?」という質問に対しては、みんな目をキラキラ輝かせて自らの希望を語っており、本当はやってみたいことがあるのに心になんらかのバリアを張ってしまっているという実情がよくわかるから面白い!
これも、子供たちによる質問だからこそ、成せる技なのかも?
もっと、夢見てもいいんだよ。そんなふうに、子供たちから背中を押してもらえるサプライズムービーは必見です。もういちど、子供のころのように、大きな夢を心に描いてみませんか?
参照元:SK-II、YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch