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同士討ちの責任問われ「裁定は尊重するが、僕の意見は異なる」とロズベルグ

2016年07月04日 12:51  AUTOSPORT web

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オーストリアGPの最終ラップでチームメイトと接触し、優勝を逃してしまったロズベルグ。遺恨の残るレース内容となった。
ニコ・ロズベルグは、オーストリアGPでのルイス・ハミルトンとの接触の責任を問われていることに対して「最悪だ」とコメントを残した。ロズベルグはオーストリアGP最終ラップでの接触の責任を問われ、10秒加算のペナルティを科せられている。
 
 ファイナルラップでの接触により、それまでレースをリードしていたロズベルグは手負いの4位に終わった。ハミルトンは勝利をつかみ、ドライバーズランキングで11ポイントに差を縮める結果となった。さらに、ロズベルグは損傷したマシンでコース上を走り続けたことでスチュワードから戒告を受けた。
 
「僕はあの接触でペナルティを科せられた。(10秒加算でも)結果は変わらないけど、僕が悪いと判断されたんだ。最悪だよ。裁定は尊重する。だけど、僕の意見は異なるものだ」
 
「破損したフロントウイングで走り続けることは危険だと理解しているから、戒告は受け入れるよ。できるだけ慎重にドライブしたんだけどね」
 
 ロズベルグは、2週連続の開催となる次戦イギリスGPに向けて立ち直るつもりだという。
 
「もちろん立ち直るのはとても難しいよ。僕は勝利を確信していたからね。特に、最終ラップで勝利を失うなんて状況は、とてもタフなことだよ」

「僕らがぶつかるってことは、僕にとってもチームにとっても最悪だ。本当にひどいことだよ。起こりうる最悪の出来事さ。今日はそれほど多くのポイントを失わずに済んだけど、チームにとっては本当に良くないことだ」

「接触のことはできるだけ早く忘れて、家族との時間を楽しむよ。次の(連戦となるイギリスGPの)レースはすぐにやってくる。良い状態でトラックに戻って、再び勝利を目指すよ」

 一方のハミルトンは、過去5レースの間で、お互い2度の接触はあったが、再びクリーンな戦いができることに期待している。

「僕は接触なんて望んでいない。今回だって、これまでどおり可能な限りコースの白線内にとどまり、(ロズベルグに)大きくスペースを残した。チームはワンツーフィニッシュを望んでいる。それが目標だ。そして僕は1位のほうでありたい。今日のような結果を招いてしまうこともあるけど、僕たちにはこれからも多くのレースが待っているし、戦い続ける。これらの経験を通じて上手にやれるはずだ」