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福士蒼汰が主演、実写映画『曇天に笑う』で本広克行監督とタッグ

2016年07月04日 12:51  CINRA.NET

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左から福士蒼汰、『曇天に笑う』原作ビジュアル ©唐々煙/マッグガーデン
実写映画『曇天に笑う』の主演と監督が発表された。

2011年から2013年まで『月刊コミックアヴァルス』で連載された唐々煙による同名漫画をもとにした『曇天に笑う』。「呪い大蛇」に脅かされている明治11年の滋賀・大津を舞台に、町を守ろうと奔走する曇家の3兄弟の姿を描いた作品で、原作はアニメ化、舞台化もされている。

主人公・曇天火役を演じるのは福士蒼汰。監督を本広克行が務める。福士は天火役を演じるにあたって、「天火という役は、すごく頼りがいがある“ザ・兄貴”という男なので、自分もそういう存在になれるように、お兄ちゃんとして頑張りたいと思います」と抱負を語っているほか、アクションに挑戦する点については「今回特に感じていることは、ただアクションをするのではなく、アクションの細かい所作の中で天火のキャラクターを見せていきたいと思っています」とコメントしている。

さらに福士は、「日本のスペシャルエンタテイメントとして、ド派手に盛り上げていきたいです。日本国内に限らず世界中の人にも見て欲しいです」と意気込みを明かしている。

同作の撮影は6月18日から開始されており、滋賀などでの撮影を経て2017年春に完成予定。公開は2017年中になる見込みだ。

■本広克行監督のコメント
『曇天に笑う』は明治初期、神秘的で格好良いオトコたちが、近江につたわる伝説の“オロチ”復活を巡って戦いを繰り広げるアクション満載の王道娯楽映画。唐々煙さんが壮大なストーリーで描いた原作は、熱狂的な支持を得ている傑作マンガです。
主演の曇天火(くもう・てんか)役には福士蒼汰さん。まるで太陽のような存在のど真ん中のヒーローであり、同時に責任感の強い三兄弟の長男として宿命に抗うために戦う哀しみや葛藤を抱える複雑で魅力的なキャラクター。誰もが認める天性の“スター”である福士さんの魅力と見事に共鳴しています。天火役に欠かせないのが鉄扇を使った華麗なアクション。福士さんはアクションへの熱意が非常に強く(『カリ』という格闘技も個人的に習っていたとか)、稽古段階でもすでにその動きは見惚れてしまうほど。
また、残る曇兄弟や政府直属の秘密部隊“犲(ヤマイヌ)”、滅んだはずの忍者一族“風魔”など総勢16名の主要キャストも順次発表していきます。長い時間を掛けて選び抜いた、今後の日本映画を担っていくであろう精鋭中の精鋭(イケメン尽くし!)たちです!いま気になる若手の役者たちと仕事ができるのは本当に楽しみです。
昨今、マンガ原作の実写映画化が相次ぐ中、なぜこの作品のメガホンが私に託されたのか改めて深く考えてみますと、これまで私が関わってきたヒット作品はほとんど全て「オトコたちの物語」であったことに気がつきました。ならば映画『曇天に笑う』は、自分の関わった作品を全て超える勢いで作って行きたいと思ってます!打倒『踊る大捜査線』!打倒『PSYCHO-PASS サイコパス』!原作の持つ素晴らしい世界観とドラマ性を大切にしつつ、笑って泣けてハラハラできる、ど真ん中の“ニッポンのエンターテインメント”を作りたい。とにかく、全力を尽くします!!

■唐々煙のコメント
数ある作品の中から選んで頂き、大きな展開になるのは嬉しく思います。
福士さんはいつもテレビで観ていたし、何よりあの本広監督が「曇天に笑う」を作ってくれると言うことに未だに驚いています。監督が面白いと思うことを見たいです。
どんな世界になるのか、単純に作品を愛し、映像が好きな身として、ただただ楽しみにお待ちしております。