Q&AサイトのYahoo!知恵袋に、こんな相談が寄せられていました。相談者のohkamii0210さんは大学生。大学は正直面白くないけど、週3日の塾講師と週3~4日のスーパーのレジのバイトが楽しく、仕事をすることが好きなのだそうです。
母親が「孫の顔を見たい」と言っているので、親孝行のために結婚したいと思っていますが、部屋の片づけや料理、洗濯など家事全般はやる気が起きず、専業主婦は絶対無理。むしろ自分が働くので「専業主夫と結婚したい」のだそうです。(ライター:Makiko.N)
母親は「女社長でもなければ無理」というが
将来は非常勤の精神科医をメインに、パートや在宅ワークをやりたいと考えていて、「とにかく私が稼ぐから、家の事は全て頼みたい。子どもができたら、子どもの世話もお願いしたい」と言っています。
そこで母親に相談したところ、「女性は昇進しにくいし、女社長の地位でなければ家族は養えないから無理」と言われてしまったとか。相談者さんはそれでも「夫がアルバイト程度ならしてもいいけど、共働きはあまり気が進みません」と言い、こう質問しています。
「女が家族の収入源になるのは無理ですか?」
かつて「男は外、女は内」という固定的な役割分担の中で、妻は家事に専念するのがあたりまえの時代がありました。しかし外で働く女性が増え、いまや「共働き」が当たり前に。今度は「男は内」という家庭が出てくるのかもしれません。回答者からも「無理ではない」という意見が相次いでいます。
「今の世の中は、専業主夫になれるものなら、なりたい男性は結構います。あなたはそういう男性の中から、性格のよい人をきちんと見極めて選べば、大丈夫だと思います」(aiai_chiebukuroさん)
「男だから、女だからダメとかはないし。頑張って、いい人を見つけてください」(kuma6king9さん)
「会社勤めより主夫の方が向いている」男性もいるのでは
それでは、具体的にどんな人を探せばいいのか。mattiuri123さんは、単純に「仕事をするのがイヤだから」という理由で主夫になりたい人には問題を感じるが、そうでない人はいるのではないかといいます。
「性格は良いのに、対人恐怖症ぎみで仕事をするのが苦痛で、とか『自分は子供が大好きだし一人暮らしで家事はもとから身についているし、会社勤めより主夫の方が向いている気がするけど、男だから働かなくちゃな~』と考えている人もいらっしゃいます」
肉体労働中心の時代ならまだしも、男女平等の時代であれば、男性だって「自分に向いてる方」を選ぶ権利があるでしょう。回答者からも「奥さんが教員で、旦那さんが専業主婦の知り合いがいた」「自分は旦那の3倍の収入があるので、収入面でいったら可能」という情報もありました。
ただ気がかりなのは「非常勤の精神科医とパート、在宅ワークのかけもち」という相談者さんの意向です。回答者のjteojpolgs5uさんは、非正規雇用では住宅や車のローンを組むのが難しく、希望の生活は難しいのではと指摘しています。
しかし定期的な収入があるのに「正社員じゃなければカネは貸さない」という金融機関の姿勢も古い気がします。ともかく相談者さんは、まだ大学生。同一労働同一賃金の流れもあり、社会人になるまでに自由な働き方、生き方の選択肢が増えるといいですね。
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