2016年F1オーストリアGP決勝で、トロロッソのダニール・クビアトはリタイア、カルロス・サインツJr.は8位だった。
■スクーデリア・トロロッソ
ダニール・クビアト 決勝=リタイア
不運続きの週末だった。僕は今日のレースをピットレーンからスタートして、コースを1周しただけで終えなければならなかった。原因はメカニカルトラブルのようだけど、正確なところはよく調べてみないとわからない。つらい結果だが、これもレースだ……。
言うまでもなく、いまは悔しさでいっぱいだけど、明日の朝にはまた前へ進む力とともに目覚めるだろう。こういうときには、以前ある人に言われたことを思い出すようにしている。「レーシングドライバーの人生の90%は、つらいことで占めれられるが、残りの10%は最高にすばらしくて、それだけのためにやっていく価値がある」という言葉だ。
来週のシルバーストンでは、また「残りの10%」が来ることを願うよ! もちろん、それを実現するための努力もするつもりだ。
カルロス・サインツJr. 決勝=8位
今日のレースにとても満足している。決して楽なレースではなかっただけにね!
後方からのスタートだったけど、スタートはうまく決まってレース序盤はトップ10に食い込むことができた。ところが、セーフティカーラン中に2度目のピットストップをしてコースに戻ったら、最後尾近くまで順位が落ちていたんだ……。
それを考えると、ソフトタイヤで35周を走った最後のスティントが、とても良かったということになるね。次から次へとオーバーテイクして8位まで挽回したのは、ちょっと予想外と言えるほどだった。何しろレースの折り返し点では、僕は15位だったのだから。
土曜日があまりうまく行かなくて、レースで取り戻そうと頑張ってきたから、好成績で週末を締めくくることができてうれしいよ。次回はもっと上位のグリッドでスタートして、さらに多くのポイントを目指して戦えるように、予選をうまくやらないといけない。僕らにはそれができるという自信があるし、次の週末のシルバーストンを楽しみにしている。シルバーストンは、スパと並んで僕の大好きなコースだ。次のレースもプッシュし続けるよ!